二級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科1(建築計画) 問13
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問題
二級建築士試験 平成28年(2016年) 学科1(建築計画) 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
図のような基準階平面をもつ5階建ての貸事務所ビルに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 偏心コアの計画であり、基本的に高層化には適していない。
- 対向式による机の配置を行ったとすると、幅1,200mm×奥行き700mmの事務机は、1スパン×1スパン内に12席のレイアウトが可能である。
- 小部屋貸しも可能な平面計画である。
- コア部分にも、外光・外気を取り入れることができる平面計画である。
- 事務室以外のスペースが全て共用部分(非収益部分)とすると、基準階のレンタブル比は、約82%である。
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この過去問の解説 (3件)
01
1-設問の通りです。
偏心コアは中・低層向きです。
2-設問の通りです。
7,500×7,500㎜内の対向式で12席の事務机の配置は、向かい合わせた事務机(3×2席)を2列とすることが考えられます。
1,200㎜×3席で3,600㎜となり、各机の間にサイドデスクを置いても通路が確保できる寸法です。
また、700㎜×4席で2,800㎜となり、各机に対して椅子の引きしろと通路を充分確保できる寸法です。
よって、12席のレイアウトは可能です。
3-設問の通りです。
小部屋貸しとはブロック貸しともいい、フロアを数ブロックに区画して賃貸する形式です。
小部屋貸しにはフロア内に共用廊下を必要とします。
4-設問の通りです。
コア部分が外に面しているため、外光・外気の取り入れが可能です。
5-レンタブル比は基準階の床面積に対する収益部分の床面積比です。
このビルの収益部分は事務室のみなので、
(事務室の床面積337.50㎡) ÷ (各階の床面積450.00㎡) で、
レンタブル比は75%となります。
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02
コアが右に偏り、偏心となる為、構造バランスが悪くなります。
2. 〇 正しいです。
人が通るスペース900㎜、着座スペース500㎜とし計算すると、
1200(机の横幅)×3台+900(人が通るスペース)×2=5400㎜
700(机の奥行)×2台×2列+500(着座スペース)×4
+900(人が通るスペース)×3=7500㎜
よって12席のレイアウトは可能です。
(人が一人通れるスペースは600㎜程度、すれ違うためには900㎜程度必要です。)
3. 〇 正しいです。
共用廊下にアクセスできるように区切れば、小部屋貸しは可能です。
4. 〇 正しいです。
コアは外壁面にある為、外光・外気は容易に取り入れられます。
5. × 82%→75%です。
基準階のレンタブル比=事務室の有効面積/基準階の延べ床面積×100
(7.5×7.5×6)/(7.5×7.5×8)×100=75
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03
1:正しい記述です。
2:正しい記述です。
3:正しい記述です。
4:正しい記述です。
5:誤った記述です。
基準階のレンタブル比は「事務室の床面積/基準階の延べ床面積×100」で求めます。
(7.5m×7.5m×6コマ)/(7.5m×7.5m×8コマ)×100=75%となります。
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