二級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科3(建築構造) 問8
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
二級建築士試験 平成28年(2016年) 学科3(建築構造) 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
構造計算における建築物に作用する風圧力及び設計用地震力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 建築物の屋根版に作用する風圧力と、屋根葺き材に作用する風圧力とは、それぞれ個別に計算する。
- 風圧力の計算に用いる基準風速V0は、その地方における過去の台風の記録に基づく風害の程度その他の風の性状に応じて、30m/sから46m/sまでの範囲内において定められている。
- 地震力の計算に用いる建築物の設計用一次固有周期Tは、建築物の高さが同じであれば、一般に、鉄筋コンクリート造より木造や鉄骨造のほうが短い。
- 地震力の計算に用いる標準せん断力係数C0の値は、一般に、許容応力度計算を行う場合においては0.2以上とし、必要保有水平耐力を計算する場合においては1.0以上とする。
- 地震力の計算に用いる振動特性係数Rtの地盤種別による大小関係は、建築物の設計用一次固有周期Tが長い場合、第三種地盤>第二種地盤>第一種地盤となる。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
最も不適当なものは「地震力の計算に用いる建築物の設計用一次固有周期Tは、建築物の高さが同じであれば、一般に、鉄筋コンクリート造より木造や鉄骨造のほうが短い。」です。
正
風圧力は、屋根板と屋根葺き材を個別に計算します。
正
【基準風速V₀】は、
過去の台風の記録に基づき 30m/s 〜 46m/s で定められています。
誤
【設計用一時固有周期T】は、
建物の高さが同じであれば
鉄筋コンクリート造より木造や鉄骨造の方が『長い』ので 不適当 です。
正
【標準せん断力係数C0】は、
・許容応力度計算では0.2以上、
・必要保有水平耐力計算では1.0以上
とする必要があります。
正
振動特性係数Rtの【地盤種別の大小関係】は
設計用一時固有周期Tが長いとき
第三種地盤 > 第二種地盤 > 第一種地盤
となります。
ちなみに、第一種地盤が硬い地盤、第三種地盤が軟弱な地盤です。
参考になった数13
この解説の修正を提案する
02
正解 : 「地震力の計算に用いる建築物の設計用一次固有周期Tは、建築物の高さが同じであれば、一般に、鉄筋コンクリート造より木造や鉄骨造のほうが短い。」
〇
建築物の屋根版と、屋根葺き材に作用する風圧力は、それぞれ個別に計算します。
〇
風圧力の計算に用いる基準風速V0は、その地方における過去の台風の記録に基づく風害の程度その他の風の性状に応じて、30m/sから46m/sまでの範囲内において定められています。
×
地震力の計算に用いる建築物の設計用一次固有周期Tは、建築物の高さが同じであれば、鉄筋コンクリート造より木造や鉄骨造の方が『長い』です。
〇
地震力の計算に用いる標準せん断力係数C0の値は、許容応力度計算を行う場合においては0.2以上とし、必要保有水平耐力を計算する場合においては1.0以上とします。
〇
地震力の計算に用いる振動特性係数Rtの地盤種別による大小関係は、建築物の設計用一次固有周期Tが長い場合、
第三種地盤(軟弱)>第二種地盤(普通)>第一種地盤(硬質)となります。
参考になった数8
この解説の修正を提案する
03
正解は「地震力の計算に用いる建築物の設計用一次固有周期Tは、建築物の高さが同じであれば、一般に、鉄筋コンクリート造より木造や鉄骨造のほうが短い。」です。
正)設問の通り
正)設問の通り
誤)
設計用一次固有周期Tは建築物の高さが同じであれば
鉄筋コンクリート造より鉄骨造のほうが長いです。
正)設問の通り
正)設問の通り
参考になった数5
この解説の修正を提案する
前の問題(問7)へ
平成28年(2016年)問題一覧
次の問題(問9)へ