二級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科3(建築構造) 問16
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問題
二級建築士試験 平成28年(2016年) 学科3(建築構造) 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 圧縮力を負担する構造耐力上主要な柱の有効細長比は、200以下としなければならない。
- 圧縮材の中間支点の補剛材においては、圧縮力の2%以上の集中横力が補剛骨組に加わるものとして検討する。
- H形鋼の梁においては、一般に、せん断力の大部分をウェブで負担するように設計する。
- 筋かいの保有耐力接合は、筋かいが許容耐力を発揮する以前に座屈することを防止するために行う。
- 埋込み形式柱脚においては、一般に、柱幅(柱の見付け幅のうち大きいほう)の2倍以上の埋込み深さを確保する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 . 正
圧縮力を負担する構造耐力上主要な柱の有効細長比は
【200以下】とします。
2 . 正
圧縮材の中間支点の 補剛材の検討 では、
【圧縮力の2%以上】の集中横力が補剛骨組に加わるものとします。
3 . 正
H形鋼の梁の設計では、一般に、
【せん断力の大部分をウェブで負担】します。
また、曲げモーメントの大部分をフランジで負担します。
4 . 誤
筋かいの保有耐力接合では、
筋かいが耐力を発揮する前に接合部が破断することを防止するために行います。
したがって 不適当 です。
5 . 正
埋込み形式柱脚においては、一般に、
【柱幅の2倍以上の埋込み深さ】を確保します。
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02
2.正)設問の通り
3.正)設問の通り
4.誤)
保有耐力接合とは、母材の耐力が十分に発揮されるよう
接合部の耐力が母材の耐力より大きくなるように
破断の検討を行うことです。
5.正)設問の通り
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03
1.〇
圧縮力を負担する構造耐力上主要な『柱の有効細長比は、200以下』とします。
2.〇
圧縮材の中間支点の補剛材においては、『圧縮力の2%以上の集中横力』が補剛骨組に加わるものとして検討します。
3.〇
H形鋼の梁は、せん断力の大部分をウェブで負担するように設計します。
4.×
筋かいの保有耐力接合は、筋かいが耐力を発揮する以前に『接合部が破断するのを防止する』ために行います。
5.〇
埋込み形式柱脚は、『柱幅の2倍以上の埋込み深さ』を確保します。
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