二級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科3(建築構造) 問10
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問題
二級建築士試験 平成29年(2017年) 学科3(建築構造) 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
木造建築物の部材の名称とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
- 飛び梁------------寄棟などの小屋組において、隅木を受ける母屋の出隅交差部を支える小屋束を立てるために、軒桁と小屋梁の間に架け渡す横架材
- 面戸板------------垂木と垂木の間において、野地板と軒桁との間にできる隙間をふさぐために用いる板材
- 真束--------------小屋組(洋小屋)において、中央で棟木、合掌を受ける部材又は陸梁を吊る部材
- 方立--------------柱と横架材の交点の入隅部分において、柱と横架材を斜めに結んで隅を固める部材
- ぞうきんずり------床の間の地板と三方の壁とが接する部分に用いる細い部材
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この過去問の解説 (3件)
01
1 .飛び梁とは、寄棟などの小屋組において、隅木を受ける母屋の出隅交差部を支える小屋束を立てるために、軒桁と小屋梁の間に架け渡す横架材のことを言います。
正しい組合せです。
2 .面戸板とは、垂木と垂木の間において、野地板と軒桁との間にできる隙間をふさぐために用いる板材のことを言います。
正しい組合せです。
3 .真束とは、洋小屋組において、中央で棟木、合掌を受ける部材のことを言います。
正しい組合せです。
4 .方立とは、開口部において、左右の窓を納める為に取り付ける縦部材のことを言います。設問は「方杖」についての説明です。
誤った組合せです。
5 .ぞうきんずりとは、床の間の地板と三方の壁とが接する部分に用いる細い部材のことを言います。
正しい組合せです。
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02
1.寄棟などの小屋組において、隅木を受ける母屋の出隅交差部に小屋束を立てます。その小屋束を受ける為に軒桁と小屋梁の間に架け渡す横架材を飛び梁といいますので正しい記述となります。
2.面戸板は屋根下地である垂木を受ける軒桁上部において、垂木と垂木との間に発生する隙間(垂木の厚み分)を塞ぐための部材をいいますので、正しい記述となります。
3.真束とは、小屋組の洋小屋において用いられる部材で、小屋組の中央で棟木、合掌を受ける部材又は陸梁を吊る部材をいいますので正しい記述となります。
4.方立とは開口部において、左右の窓を納める為に取り付ける縦部材のことを言いますので、誤った記述となります。設問は方杖の説明となります。
5.ぞうきんずりとは床の間の地板と三方の壁とが接する部分に用いる細い部材で、地板掃除の際に壁の汚損防止として設けますので正しい記述となります。
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03
1、飛び梁とは、寄棟などの小屋組において現れる部材になります。
小屋束を立てるために軒桁と小屋梁の間に架け渡す横架材のことを指します。
したがって正しい記述となります。
2、面戸板とは、軒桁の上部で垂木の間にできる隙間をふさぐために用いる板材を指します。
したがって正しい記述となります。
3、真束とは、小屋組の洋小屋において用いられる部材になります。
小屋組の中央で棟木、合掌を受ける部材又は陸梁を吊る部材を指します。
したがって正しい記述となります。
4、方立とは開口部の左右において納めるための縦材を指します。
選択肢の内容は方杖のことです。
したがって誤りの記述となります。
5、ぞうきんずりとは床の間の地板と三方の壁とが接する部分に用いる細い部材を指します。
したがって正しい記述となります。
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