二級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科4(建築施工) 問20

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問題

二級建築士試験 平成29年(2017年) 学科4(建築施工) 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

建具工事、ガラス工事及び内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 鉄筋コンクリートの水掛り部分におけるアルミニウム製建具枠の取付けに当たって、仮留め用のくさびを取り除き、モルタルを充填した。
  • アルミニウム製建具に厚さ18mmの複層ガラスをはめ込むに当たって、特記がなかったので、建具枠のガラス溝の掛り代を15mmとした。
  • 接着工法により直張り用複合フローリングを張り付けるに当たって、ウレタン樹脂系接着剤を用いた。
  • コンクリート壁下地にせっこうボードを直張りするに当たって、せっこうボード表面への仕上材に通気性があったので、直張り用接着剤の乾燥期間を、5日間とした。
  • 全面接着工法によりフリーアクセスフロア下地にタイルカーペットを張り付けるに当たって、タイルカーペットは、下地パネルの目地にまたがるように割り付けた。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1、鉄筋コンクリートの水掛り部分におけるアルミニウム製建具枠の取付けに用いる仮留め用のくさびは必ず取り除いてからモルタルを充填します。
したがって正しい記述となります。

2、アルミニウム製建具に厚さ18mmの複層ガラスをはめ込む場合、建具枠のガラス溝の掛り代は15mmとします。
したがって正しい記述となります。

3、接着工法により直張り用複合フローリングを張り付けるには、ウレタン樹脂系接着剤またはエポキシ樹脂系接着剤などを用います。
したがって正しい記述となります。

4、コンクリート壁下地にせっこうボードを直張りする場合、せっこうボード表面への仕上材に通気性があれば、接着剤の乾燥期間は7日以上、通気性がない場合は20日以上とします。
したがって誤りの記述となります。

5、全面接着工法によりフリーアクセスフロア下地にタイルカーペットを張り付ける場合、タイルカーペットは下地パネルの目地にまたがるように割り付けます。
したがって正しい記述となります。

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02

正解は4です。

1 .アルミニウム製建具枠の取付けに当たって、仮留め用のくさびは必ず取り除き、サッシ周りのモルタルの確実な充填のために、開口部上部と左右には45mm程度、下部には75mm程度のすき間を設け、水切り板とサッシ下部を2度に分けてモルタルを詰めます。
正しい記述です。

2 .アルミニウム製建具に厚さ18mmの複層ガラスをはめ込む際の建具枠のガラス溝の掛り代は、15mmとします。 特記がある場合は特記によります。
正しい記述です。

3 .接着工法による直張り用複合フローリングを張り付けには、ウレタン樹脂系接着剤を用いますます。ウレタン樹脂系接着剤は弾力性、衝撃性、耐摩耗性、接着性に優れています。
正しい記述です。

4 .コンクリート壁下地にせっこうボードを直張りするに当たり、接着剤の乾燥期間は、仕上材に通気性がある場合(布系壁紙など)は7日以上、通気性のない場合(塗装、ビニールクロスなど)は20日以上の養生期間を取ります。
誤った記述です。

5 . 全面接着工法でフリーアクセスフロア下地にタイルカーペットを張り付ける場合、下地パネルの目地にまたがるようにタイルカーペットを割り付けて張ります。
正しい記述です。

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03

正解は4です

1.鉄筋コンクリートの水掛り部分におけるアルミニウム製建具枠の取付けに当たって、仮留め用のくさびを取り除いてから、モルタルを充填しますので、正しい記述となります。

2.アルミニウム製建具に厚さ18mm以下の複層ガラスをはめ込むに当たって、特記がない場合、建具枠のガラス溝の掛り代を15mm以上としますので、正しい記述となります。

3.接着工法により直張り用複合フローリングを張り付けには、ウレタン樹脂系接着剤を用いますので、正しい記述となります。

4.コンクリート壁下地にせっこうボードを直張りするに当たって、せっこうボード表面への仕上材に通気性がある場合は、直張り用接着剤の乾燥期間を、7日以上としますので、誤った記述となります。

5.全面接着工法によりフリーアクセスフロア下地にタイルカーペットを張り付ける場合、タイルカーペットは、下地パネルの目地にまたがるように割り付けますので、正しい記述となります。

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