二級建築士の過去問
平成30年(2018年)
学科1(建築計画) 問18

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問題

二級建築士試験 平成30年(2018年) 学科1(建築計画) 問18 (訂正依頼・報告はこちら)

まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • パークアンドライドは、周辺の駅に整備された駐車場まで自動車で行き、そこから公共交通機関を利用して、中心市街地へ移動することによって、中心市街地への自動車の流入を減らすための手法である。
  • トランジットモールは、歩行者用の空間であるモールの形態の一つであり、一般の自動車の進入を排除して、路面電車やバスなどの公共交通機関に限って走行を認めたものである。
  • ボンエルフは、住宅地において、通過交通を排除し、歩行者と自動車の動線を完全に分離させるための手法である。
  • スプロールは、都市周辺部において、市街地が無計画、無秩序に拡大していく現象である。
  • ペデストリアンデッキは、歩行者と自動車の動線分離を目的とした高架の歩廊である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「3」です。

1.設問通りです。

2.設問通りです。

3.誤りです。
ボンエルフは、車道を蛇行させる等の緩急をつけることにより、自動車の速度を下げる道のことです。
設問は、ラドバーンシステムの説明です。

4.設問通りです。

5.設問通りです。

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02

1. 記述は正しいです
 パーク&ライドは近年あらゆる場所で活用されているのでおなじみの都市計画手法になっています。大型イベントのピストン輸送などもパーク&ライドの手法を用いています。

2. 記述は正しいです
 ショッピングモールの形態の一つです。某夢の国は移動手段は徒歩と夢の国専用の車両・船舶のみと考えれば、トランジットモール手法であるでしょう。

3. 記述は不適当です
 ボンエルフ道路はクランクやシケイン、ハンプ、路面錯視絵などで自動車のスピードを抑えることで、歩行者・自転車との共存することを目指した都市計画手法です。
 歩車分離を目指した手法はラドバーンシステムになります。

4. 記述は正しいです
 郊外に大型店舗ができその周辺に街が形成されることがありますが、自治体の計画外であれば一種のスプロール現象であると言えます。

5. 記述は正しいです
 歩車分離手法の一つです。ラドバーンシステムは車両通行止めなどで平面的に歩車分離するのですが、ペデストリアンデッキは上下立体的に歩車分離するようになっています。

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03

1.設問通りです。
パークアンドライドは、中心市街地への自動車流入を減らすため、公共交通機関を利用させる手法です。

2.設問通りです。
トランジットとは、自家用車から公共交通機関に乗り換えることです。
トランジットモールは、一般の自動車を排除して公共交通機関に限って走行を認めたものです。

3.誤りです。
ボンエルフとは、自動車と歩行者の共存を図った歩車共存方式の道路のことです。
歩行者と自動車の動線を分離させた道路は「ラドバーン方式」です。

4.設問通りです。
スプロールとは、市街地が都市から郊外に向かって無計画、無秩序が広がっていくことです。

5.設問通りです。
ペデストリアンデッキとは、駅などによくある高架歩道のことです。
歩行者と自動車の動線分離を目的としています。

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