二級建築士の過去問
平成30年(2018年)
学科4(建築施工) 問20

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

二級建築士試験 平成30年(2018年) 学科4(建築施工) 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

建具工事、ガラス工事及び内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 鉄筋コンクリート造の建築物の外部に面するアルミニウム製建具枠の取付けにおいて、仮留め用のくさびを残し、モルタルを充塡した。
  • 外部に面する建具への複層ガラスのはめ込みにおいて、下端のガラス溝に径6mmの水抜き孔を3箇所設けた。
  • 全面接着工法によりフリーアクセスフロア下地にタイルカーペットを張り付けるに当たって、タイルカーペットを下地パネル目地にまたがるように割り付けた。
  • フローリングボードの根太張り工法において、スクリュー釘を使用した。
  • 洗面脱衣室などの断続的に湿潤状態となる壁の下地材料として、日本農林規格(JAS)による普通合板の1類を使用した。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

正解は1です。


1、鉄筋コンクリート造の建築物の外部に面するアルミニウム製建具枠の取付けにおいて、仮留め用のくさびは必ず取り外さないといけません。
したがって誤りの記述となります。

2、 外部に面する建具への複層ガラスのはめ込みにおいて、下端のガラス溝に径6mm以上の水抜き孔を2箇所以上設けます。
したがって正しい記述となります。

3、全面接着工法によりフリーアクセスフロア下地にタイルカーペットを張り付けるにあたって、タイルカーペットは下地パネル目地にまたがるように割り付けます。
したがって正しい記述となります。

4、フローリングボードの根太張り工法にはスクリュー釘を使用します。
したがって正しい記述となります。

5、洗面脱衣室などの断続的に湿潤状態となる壁の下地材料には、日本農林規格(JAS)による普通合板の1類を使用します。
1類には耐水性があります。
したがって正しい記述となります。

参考になった数9

02

1. 記述は誤りです
 建具取付に用いるくさびは、建具を所定の位置に設置するためのものであるので、建具を固定した後くさびを取り外して、モルタルや断熱材を充填します。

2. 記述は正しいです
 複層ガラスは、空気をサンドイッチしているので、気温によって空気が結露してしまいます。
充填空気の結露を排出するための水抜き孔を、ガラス溝に設けて対応します。

3. 記述は正しいです
 床施工の場合は、下地材のつなぎ目部分と仕上のつなぎ目部分が重ならないように施工しなければなりません。

4. 記述は正しいです
 スクリュー釘を用いると、丸くぎよりも密着性が高くなるので、根太張り工法を用いる場合はスクリュー釘を用いることになります。

5. 記述は正しいです
 普通合板の場合は接着の程度で1類・2類に分かれています。
水がかり部分に用いる場合は、水によって合板が剥離しないように普通合板1類を用います。

参考になった数6