二級建築士の過去問
平成30年(2018年)
学科4(建築施工) 問22

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問題

二級建築士試験 平成30年(2018年) 学科4(建築施工) 問22 (訂正依頼・報告はこちら)

改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • かぶせ工法によるアルミニウム製建具の改修工事において、既存枠へ新規に建具を取り付けるに当たり、小ねじの留付け間隔は、中間部で400mmとした。
  • Uカットシール材充塡工法によるコンクリート外壁のひび割れ改修工事において、充塡時に被着体の温度が5℃であったので、作業を中止した。
  • モルタル塗り仕上げ外壁の改修工事において、モルタルを撤去した欠損部の面積が1箇所当たり0.50m2程度となったので、充塡工法を採用した。
  • 内装改修工事において、せっこうボードの壁面を目地のない継目処理工法とするために、テーパー付きせっこうボードを用いた。
  • 床の改修工事において、タイルカーペットは、粘着剝離形接着剤を使用し、市松張りとした。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は3です。


1、かぶせ工法によるアルミニウム製建具の改修工事において、既存枠へ新規に建具を取り付けるにあたり小ねじの留付け間隔は中間部で400mm以下とします。
したがって正しい記述となります。

2、 Uカットシール材充塡工法によるコンクリート外壁のひび割れ改修工事において、充塡時に被着体の温度が5℃以下の場合、作業を中止します。
したがって正しい記述となります。

3、モルタル塗り仕上げ外壁の改修工事において、モルタルを撤去した欠損部の面積が1箇所当たり0.25㎡程度であれば、充塡工法を採用することができます。
したがって誤りの記述となります。

4、内装改修工事において、せっこうボードの壁面を目地のない継目処理工法とするためにテーパー付きせっこうボードを用います。
したがって正しい記述となります。

5、床の改修工事において、タイルカーペットは粘着剝離形接着剤を使用し市松張りとします。
したがって正しい記述となります。

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02

1. 記述は正しいです
 金属建具のかぶせ工法では、既存枠を土台にして新規枠を中間部400㎜ピッチで、端部を200㎜以内で固定します。

2. 記述は正しいです
 シーリング充填の際、施工精度が低下しないように5℃以下の場合、50℃以上の場合は施工を中止します。

3. 記述は誤りです
 モルタル改修で充填工法を選定する際の基準は、モルタル欠損部が0.25㎡程度以下とします。
欠損面積が広い場合は塗替え工法を選択します。

4. 記述は正しいです
 せっこうボードには、形状で目透しボード、ベベルボード、テーパーボードと種類があります。
用途に応じて使い分けるので、確認しておきましょう。

5. 記述は正しいです
 床張替時の施工は、各種工法により施工します。
タイルカーペットは追従性を持たせるため、粘着剥離型の接着剤を用います。

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