二級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科1(建築計画) 問13
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
二級建築士試験 令和元年(2019年) 学科1(建築計画) 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
事務所ビル、商業建築の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- コアプランの計画において、事務室の自由な執務空間を確保するため、コアを事務室から独立させた分離コア型とした。
- 事務室において、在席率が50~60%と想定されたので、個人専用の座席を設けず、在籍者が座席を共用し、スペースを効率的に利用するために、オフィスランドスケープ方式で計画した。
- 地下階に設ける自走式駐車場において、一般的な自動車の車高を考慮して、駐車スぺースの梁下の高さが2.3 mになるように計画した。
- バーにおいて、カウンター内の床の高さは、客席の床の高さに比べて低くなるように計画した。
- 喫茶店において、厨房の床面積を延べ面積の15%で計画した。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
1.正しいです。
分離コア型は、コア部分(設備空間や交通空間)を執務空間から独立させた形式のため、自由な執務空間が可能となります。
2.誤りです。
記述は、フリーアドレス方式についての説明です。
オフィスランドスケープ方式とは、固定の間仕切りを使わず、家具や植物等で在席者のプライバシーを確保しつつ、変化のある執務空間を可能とする形式です。
3.正しいです。
車路の梁下高さは2.3m以上、駐車スペースの梁下高さは2.1m以上と決まっています。
4.正しいです。
立って作業を行う従業員と座っている客の目線を揃えるために、カウンター内の高さは低くすることが良いとされています。
5.正しいです。
喫茶店の厨房床面積は、一般に15%~20%程度とされています。
参考になった数20
この解説の修正を提案する
02
分離コアは、執務室の空間を自由に活用することができます。
しかし、コアが外側にあるため構造上不利に働きますし、2方向避難の計画が難しくなってしまいます。
2. 記述は誤りです
オフィスランドスケープは、パーティションや植栽で区画し、自由なレイアウトで快適な空間を作る手法です。一人当たりの専有面積が大きくなる傾向にあります。
3. 記述は正しいです
駐車場高さのほかに、自動車の取り回しを考慮して、柱割付け・歩行者通路計画などを慎重に進めなければなりません。
4. 記述は正しいです
バーカウンタは、着席している利用者と同じ目線になるように、若干座面の高い椅子を用い、カウンター床は客室床よりも一段下げる計画をします。
5. 記述は正しいです
レストランなどの厨房は、全体の40~50%の専有面積を占めるように計画します。喫茶店の厨房専有面積は、比較的小さくて済みますが、軽食程度の提供であれば15~20%程度の専有面積で計画します。
参考になった数10
この解説の修正を提案する
前の問題(問12)へ
令和元年(2019年)問題一覧
次の問題(問14)へ