二級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科1(建築計画) 問14
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問題
二級建築士試験 令和元年(2019年) 学科1(建築計画) 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 地域図書館において、新聞や雑誌などを気軽に読む空間として、レファレンスルームを設けた。
- 地域図書館の分館において、一般閲覧室と児童閲覧室とは分けて配置し、貸出しカウンターは共用とした。
- 中学校の教室において、「黒板や掲示板」と「その周辺の壁」との明度対比が大きくなり過ぎないように、色彩調整を行った。
- 幼稚園の保育室において、1人当たりの床面積は、5歳児学級用より3歳児学級用のほうを広くした。
- 保育所の幼児用便所は、見守りや指導をしやすくするため、保育室の近くに設けた。
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この過去問の解説 (2件)
01
1.誤りです。
記述は、ブラウジングコーナーについての説明です。
レファレンスルームとは、利用者の相談や適切な資料の提供等のサービスを行うスペースのことです。
2.正しいです。
児童閲覧室は、お話しコーナー等を設けるため、周辺への音の配慮が必要となります。
そのため、一般閲覧室とは分けて配置することが望ましいです。
3.正しいです。
明度対比が大きいと、目が疲れやすくなってしまうため、色彩を意識した計画が必要となります。
4.正しいです。
3歳児は、集団行動ができず、自由に遊びまわる特徴があるため、5歳児よりも1人あたりの床面積は広くすることが望ましいです。
5.正しいです。
幼児の様子を大人が確認しやすくするために、幼児用便所は保育室に隣接させる計画が望ましいです。
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02
レファレンスルームは、利用者に目的の図書を閉架書庫から提供し、その場で閲覧をするスペースの事です。
雑誌や新聞を読むスペースは、ブラウジングルームといいます。
2. 記述は正しいです
地域図書館の利用者は地域住民が中心になるので、利用者層によって閲覧室を分けることで、読み聞かせや談話などの音環境に配慮をします。
3. 記述は正しいです
明度対比は、明度の異なる複数の色を同時に見た時に、明るい方はより明るく暗い方はより暗く認識してしまう効果です。
明度対比が大きいと、疲れ目を生じやすいので留意して計画を進めます。
4. 記述は正しいです
保育室は、年齢が下がるにつれ活動量が多くなるため、一人当たりの専有面積が大きくなります。
保育室は1.98㎡/人であり、ほふく室は3.30㎡/人となります。
5. 記述は正しいです
幼児便所は、職員の死角になりやすい場所のため、保育室に併設したりします。
また、幼児便所のトイレブースは120㎝程度の高さで、大人がいつでも対応できるように設置します。
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