二級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科1(建築計画) 問24
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問題
二級建築士試験 令和元年(2019年) 学科1(建築計画) 問24 (訂正依頼・報告はこちら)
照明計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 点光源による直接照度は、光源からの距離の2乗に反比例する。
- 照明器具の初期照度補正制御を行うことは、明るさを一定に保つ効果はあるが、省エネルギー効果は低い。
- 照明率は、器具の配光や内装材の反射率が同じ場合、室指数が大きいほど高くなる。
- 昼光利用制御は、室内に入る自然光を利用して、照明器具の調光を行うものである。
- 給湯室に人感センサーと連動させた照明器具を採用することは、省エネルギー効果が期待できる。
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この過去問の解説 (2件)
01
1.正しいです。
照度E = 光度I / (距離r)² で表します。
これを、点光源の逆2乗法則と言います。
2.誤りです。
初期照度補正制御は、余分な明るさを制御するものであるため、明るさを一定に保つ効果に加えて省エネルギー効果も期待できます。
3.正しいです。
室指数とは、室の間口と奥行き、作業面から光源までの高さで求められます。
室指数が大きい(天井が低い)ほど照明率は大きくなります。
4.正しいです。
昼光利用制御は、室内に入ってくる自然光を検出し、自動調光します。
5.正しいです。
人感センサーと連動させた照明器具を用いることで、人の動きを感知して照明を制御します。
常に人がいることの少ないトイレや廊下等で用いられ、省エネルギー効果が期待できます。
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02
照度は、単位面積当たりの光束のことです。
光源からの距離が2倍になると、照度は1/4になります。
2. 記述は誤りです
初期照度補正とは、長時間照明を使用した際の劣化度合いを見込んで、あらかじめ照度調整をすることです。
照明器具の寿命を延ばしますので、省エネ効果が高くなります。
3. 記述は正しいです
照明率は、光源から目的の場所までにどれだけ光束がたどりつくかの指標です。
部屋形状で決まる室指数が大きくなれば、照明率は高くなり効率がいいことになります。
4. 記述は正しいです
日中の自然光を室内に積極的に利用すれば、タスク照明を用いて生活できるなどができますので、エネルギー消費を抑えることが可能になります。
5. 記述は正しいです
人感センサーは利用頻度が低い室や外部に取り付け、常時点灯をしない事で照明器具の長寿命や省エネ効果に寄与します。
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