二級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科3(建築構造) 問2

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問題

二級建築士試験 令和元年(2019年) 学科3(建築構造) 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

図のような荷重を受ける単純梁に断面100 mm × 200 mmの部材を用いた場合、その部材に生じる最大曲げ応力度として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、部材の自重は無視するものとする。
問題文の画像
  • 30 N/mm2
  • 45 N/mm2
  • 60 N/mm2
  • 75 N/mm2
  • 90 N/mm2

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この過去問の解説 (2件)

01

1. 左の支点をA、右の支点をB、荷重の点をCとします。
また、支点の反力をVA(上向き)とします。

VAを求めます。
 VA × 6,000 = 15,000 × 2,000
 VA = 5,000 N

2. 最大曲げモーメントを求めます。
C点の左側について
 4,000 × 5,000 = 20,000,000 N・㎜ 

3. 断面係数を求めます。
 Z = bh²/6 = 4,000,000/6 ㎜³

4. 最大曲げ応力度σbを求めます。
 20,000,000 ÷ (4,000,000/6) = 30 N/㎜²

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02

 前提として、左のピン:A、右のローラー:B、荷重の点:Cとします。
    また、Aの垂直反力:VAとします。

• B点のモーメント計算からVAを求めます。
MB = 6,000 × VA - 2,000 × 15,000 = 0
     6,000VA = 30,000,000
よって、    VA = 5,000 N    です。

• A点側のC点のモーメント計算をします
   MC = 4,000 × 5,000 = 20,000,000 N・㎜ です。

• 断面係数Zを計算します。
   Z = bh² / 6 = 100 × 200² / 6 = [ 4,000,000 / 6 ] ㎜³ です。

• 最大曲げ応力度σCを計算します。
   σC = MC / Z = 20,000,000 / [ 4,000,000 / 6 ]
   σC = 120 / 4 = 30 N/㎜²   となります。

 したがって、 1.30 N/㎜²   が正解となります。

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