問題
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鉄骨構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1 .
高力ボルト摩擦接合によるH形鋼梁継手の設計において、継手部に作用する曲げモーメントが十分に小さい場合であっても、設計用曲げモーメントは、梁の降伏曲げモーメントの 1/2 を下回らないようにする。
2 .
一つの継手に高力ボルト摩擦接合と溶接接合とを併用する場合において、高力ボルト摩擦接合が溶接接合より先に施工されるときは、高力ボルト摩擦接合と溶接接合の両方の耐力を加算することができる。
3 .
重ね継手において、かど部で終わる側面隅肉溶接又は前面隅肉溶接を行う場合、連続的にそのかどをまわして溶接し、まわし溶接の長さは、隅肉サイズの2倍を原則とする。
4 .
構造計算に用いる隅肉溶接の溶接部の有効のど厚は、一般に、隅肉サイズの 1/2 とする。
5 .
構造用鋼材の高力ボルト摩擦接合部の表面処理方法として、浮き錆(さび)を取り除いた赤錆(さび)面とした場合、接合面のすべり係数の値は0.45とする。
( 二級建築士試験 令和元年(2019年) 学科3(建築構造) 問17 )