二級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科3(建築構造) 問20

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

二級建築士試験 令和元年(2019年) 学科3(建築構造) 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

建築材料として使用される木材に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
  • 木裏 ---------- 板目または追柾の板などを採材したときの樹皮側の面
  • 目切れ -------- 製材品の繊維方向が、長さ方向に平行ではなく、木目が途切れること
  • 丸身 ---------- 縁に樹皮の部分などが存在する製材品
  • 死節 ---------- 枝が枯れた状態で、樹幹に包み込まれてできた節で、まわりの組織と連続性がなく、大きな欠点となる部分
  • 辺材 ---------- 樹幹の外側の特異な着色がなく、一般に、立木の状態で含水率が高い部分

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

木材の各種名称は、実務でも頻繁に使われますので、確認しておきましょう。

1. 木裏……丸太を製材したときに、樹心に近い側が板材の面になるものです。
      反対が「木表」になります。

2. 目切れ……丸太を製材したとき、年輪が並行に表れずに山なりのグラフのような年輪があらわれるものを言います。

3. 丸身……丸太を製材したときに、稀に樹皮面が製材面より内側にあり、一部角材にならない欠けた部分の事です。

4. 死節……製材を見た時に丸い穴が開いている場合がありますが、それは死節と幹がヤニなどが邪魔になって一体にならなかった部分になり、構造的に欠点になります。

5. 辺材……丸太の樹心から遠い部分になります。
細胞が密ではないので含水率が高く、収縮率が高いと言えます。

 よって、1. が誤りになります。

参考になった数10

02

1. 不適当な記述です。
「木裏」とは、年輪に近い方の面のことです。
記述の面は「木表」です。

2. 正しい記述です。
目切れがある材木は、強度が低くなります。

3. 正しい記述です。
丸身とは、製材した後でも角に木の皮が残っている状態の材木のことです。

4. 正しい記述です。
死節が乾燥して収縮すると、抜け落ちて穴になる可能性があります。

5. 正しい記述です。
辺材より心材の方が強度が高くなります。

参考になった数6