二級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科4(建築施工) 問9

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

二級建築士試験 令和元年(2019年) 学科4(建築施工) 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • コンクリートの強度試験は、打込み日及び打込み工区ごと、かつ、150 m3以下にほぼ均等に分割した単位ごとに行うこととした。
  • 建築物の計画供用期間の級が「短期」であったので、普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの打込み後の湿潤養生期間を、5日間とした。
  • 構造体コンクリートの有害なひび割れ及びたわみの有無は、支保工を取り外した後に確認した。
  • 構造体コンクリートの圧縮強度推定用の供試体は、適切な間隔をあけた3台の運搬車を選び、それぞれ1個ずつ合計3個作製した。
  • 調合管理強度の管理試験において、1回の試験結果が調合管理強度の80%であり、かつ、3回の試験結果の平均値が調合管理強度以上であったので、合格とした。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

1. 記述は正しいです
 供試体を採取する基準は、打込み日・打込み工区ごと、150㎡以下にごとに1回とした検査ロットで採取します。

2. 記述は正しいです
 普通ポルトラドセメントを用いた湿潤養生期間は、「短期・標準」の場合は5日間で「長期・超長期」の場合は7日間となります。

3. 記述は正しいです
 支保工が付いたまま確認しても、たわみが抑えられているのでひび割れなどの影響については確認できないため、支保工を撤去したのちに確認します。

4. 記述は正しいです
 供試体は任意の3台の生コン車から1個ずつ採取します。
コンクリート強度試験1回につき、エリアごとに3個の供試体を試験しその平均を取ります。

5. 記述は誤りです
 管理試験合格基準は、1回の試験結果が調合管理強度の85%以上の強度が発現していることと、3回の強度試験平均が調合管理強度を上回っていることになります。

参考になった数19

02

1. 正しい記述です。
コンクリートの強度試験は打込み日ごと、打込み工区ごと、かつ150 ㎥ごとに1回行います。

2. 正しい記述です。
普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの打込み後の湿潤養生期間は、「短期・標準」の場合は5日以上、「長期・超長期」の場合は7日以上とします。

3. 正しい記述です。
ひび割れやたわみの有無は、支保工を取り外した後に確認します。

4. 正しい記述です。
供試体は、適切な間隔をあけた3台の運搬車から各1個ずつ採取します。

5. 不適当な記述です。
1回の試験結果が調合管理強度の85%以上であり、かつ、3回の試験結果の平均値が調合管理強度以上を要します。

参考になった数9