二級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科4(建築施工) 問11
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問題
二級建築士試験 令和元年(2019年) 学科4(建築施工) 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 柱の配筋において、最上階の柱頭の四隅にある主筋には、フックを設けた。
- 鉄筋の加工寸法の検査は、加工種別ごとに搬入時の最初の一組について行った。
- 梁の配筋において、鉄筋のかぶり厚さを確保するためのスペーサーの配置は、特記がなかったので、間隔を1.5 m程度とし、端部については1.5 m以内となるようにした。
- D19の異形鉄筋の端部に設ける180度フックにおいて、折り曲げた余長を3dとした。
- ガス圧接継手において、外観検査の結果、ふくらみの直径や長さが規定値を満たさず不合格となった圧接部は、再加熱・加圧して修正した。
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この過去問の解説 (2件)
01
フックを要する主な部分は、柱の出隅・せん断補強筋・片持ち梁や片持ちスラブの先端などになります。
2. 記述は正しいです
鉄筋の加工寸法検査は、所定の規定寸法であることを基準とし、スケールなどで計測して検査をします。
3. 記述は正しいです
スラブのスペーサーについては、上端配筋・下端配筋共に1.3個/㎡程度として設置します。
スペーサーは、コンクリート製または鋼製とし、一部はプラスチック製としてもかまいません。
4. 記述は誤りです
180度折り曲げ鉄筋の余長は4d以上、135度折り曲げの場合は6d以上、90度折り曲げでは10d以上となります。
5. 記述は正しいです
圧接の軸ずれが既定値を超えたり、著しい圧接部の不良がみられる場合などは、圧接部分を切り取ったうえで、再圧接して修正します。
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02
最上階の柱頭の四隅にある主筋には、フックを設けます。
2. 正しい記述です。
鉄筋の加工寸法の検査を、加工種別ごとに搬入時の最初の一組について行うのは適切な手順です。
3. 正しい記述です。
梁の配筋のスペーサーは、間隔を1.5 m程度とし、端部は1.5 m以内とします。
4. 不適当な記述です。
鉄筋の折曲げ形状が180度フックの場合余長を4d以上とします。135度フックの場合余長6d以上、90度フックの場合余長8d以上となります。
5. 正しい記述です。
ふくらみの直径や長さが規定値を満たさず不合格となった圧接部は、再加熱・再加圧することができます。
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