二級建築士の過去問
令和2年(2020年)
学科1(建築計画) 問13
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問題
二級建築士試験 令和2年(2020年) 学科1(建築計画) 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
事務所ビルの計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- レンタブル比は、貸事務所ビルの収益性に関する指標の一つであり、収益部分の床面積に対する非収益部分の床面積の割合である。
- 高層の事務所ビルにおける乗用エレベーターの台数については、一般に、最も利用者が多い時間帯の5分間に利用する人数を考慮して計画する。
- 事務室の机の配置方式において、特に業務に集中することが必要な場合、一般に、対向式レイアウトよりも並行式レイアウトのほうが適している。
- 事務室において、人が椅子に座ったときの視界を遮り、立ったときに全体を見通すことができるパーティションの高さは、120cm程度である。
- オフィスランドスケープは、一般に、固定間仕切を使用せず、ローパーティション・家具・植物などによって事務室のレイアウトを行う手法である。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1です。
各選択肢の解説は以下のとおりです。
1→レンタブル比とは、事務所建築の総床面積または基準階床面積に対する貸室床面積の比のことです。
よって誤りです。
2→設問のとおり正しいです。
エレベーターの台数の概算として事務室面積2,500~3,500㎡に1台程度となります。
3→設問のとおり正しいです。
設問のとおり正しいです。
並行式は対面する視線がないため、適度なプライバシーを保つことができます。
4→設問のとおり正しいです。
パーティションの高さは椅子に座った状態でも見通しがきくようにするには110㎝が望ましいです。
5→設問のとおり正しいです。
オフィスランドスケープとは、固定間仕切りを設けず、事務所内の空間を自由に構成する手法のことです。
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02
正解は「レンタブル比は、貸事務所ビルの収益性に関する指標の一つであり、収益部分の床面積に対する非収益部分の床面積の割合である。」です。
誤。
レンダブル比は総床面積または基準階床面積に対する収益部分の割合で表します。
全体のレンダブル比は65〜75%、基準階のレンダブル比は75〜85%です。
正。
利用者が集中する出勤時のピークにおける5分間あたりの平均利用者数を基準として計画します。
ビルの在籍者数に対するピークにおける5分間あたりの平均利用者数は、貸事務所ビルより自社専用事務所ビルの方が大きくなります。
正。
並行式レイアウトは、皆が同じ方向を向いて作業をするため、集中して業務を行えます。
対向式レイアウトより所要面積が大きくなるというデメリットがあります。
正。座った状態で見通しがきくのは110cmです。
人が椅子に座ったときは視界を遮り立ったときに全体を見通すことができるのは120cmです。
立った状態で見通しがきくのは150cmです。
正。
オフィスランドスケープは、ローパーティション、家具、植物などによってレイアウトを行います。
開放的で、レイアウト変更も簡単に行えます。
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03
レンタブル比は事務所設計にあたり必要な知識であることや、机の配置は、在宅勤務も増え、出社時の働き方も変わるため、各種配置の特徴を理解しましょう。
レンタブル比は、総床面積に対する、賃貸部分の床面積の割合なので、誤りです。
記述の通りで正しいです。
設計作業などが業務集中する作業で、記述の通り、並行式レイアウトが望ましく、記述の通りで正しいです。
記述の通りで正しいです。
記述の通りで正しいです。
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