二級建築士の過去問
令和2年(2020年)
学科3(建築構造) 問1
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問題
二級建築士試験 令和2年(2020年) 学科3(建築構造) 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
図のような形状の等しい断面A及び断面Bにおいて、図心を通るX軸に関する断面二次モーメントの値の組合せとして、正しいものは、次のうちどれか。ただし、小数点以下は四捨五入とする。
- 断面A:337cm4 断面B:653cm4
- 断面A:337cm4 断面B:689cm4
- 断面A:337cm4 断面B:769cm4
- 断面A:577cm4 断面B:407cm4
- 断面A:577cm4 断面B:653cm4
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は2です。
断面二次モーメントの公式は
Ⅰ=bh³/12(b=幅、h=高さ)
断面二次モーメントは図形の中心に軸が通っている四角形のみを使って
足したり引いたりできます。
断面A
I=(2×10³/12)×2+(6×2³/12)≒ 337.33=337
断面B
I=(10×10³/12)ー(4×6³/12)×2≒ 689.33=689
よって選択肢2の組み合わせが正しいです。
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02
正解は2です。
断面二次モートメント(Ix)
曲げ材の変形しにくさを表します。
断面二次モートメントの大きい材料は曲がりにくいです。
断面二次モートメントの公式:I = BH³/12
(B:横幅、H:高さ)
設問の断面A、Bそれぞれの断面二次モーメントを公式を
使って求めていきましょう。
IxA = ( 2×103/12 )×2 + ( 6×23/12 )
= ( 4000/12 ) + ( 48/12 )
= 4048/12
= 337.33
= 337cm4
IxB = ( 10×103/12 ) − ( 4×63/12 )×2
= ( 10000/12 ) − ( 1728/12 )
= 8272/12
= 689.33
= 689cm4
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