二級建築士の過去問
令和3年(2021年)
学科3(建築構造) 問2

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

二級建築士試験 令和3年(2021年) 学科3(建築構造) 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

図のような等分布荷重を受ける単純梁に断面120mmx150mmの部材を用いた場合、A点の最大曲げ応力度が1N/mm2となるときの梁の長さ l の値として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、部材の断面は一様とし、自重は無視するものとする。
問題文の画像
  • 300mm
  • 600mm
  • 900mm
  • 1,200mm
  • 1,500mm

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

曲げ応力度の式(σ=MA/Z)に当てはめて計算をしていきます。

まず、点Aの曲げモーメントMAを求めます。

等分布荷重が作用する単純梁の曲げモーメントの公式MA=ωl²/8に当てはめて計算をしていきます。

MA=ωl²/8

  =10×l²/8

  =5/4×l²

次に断面係数Zを求めます。

Z=bh²/6

 =120×(150)²/6

 =2700000/6

最後にσ=MA/Zに当てはめていきます。

σ=MA/Z

1=(5/4×l²)/(2700000/6)

l²=360000

l=600

よって、選択肢2が正解です。

参考になった数13

02

正しい選択肢は、「600㎜」です。

曲げ応力度は、以下の式で求めることができます。

σ=M/Z

まず、問題文より、曲げ応力度σ = 1N/mm2

また、A点の曲げモーメントMは、等分布荷重の場合 wL2 / 8 なので、

M = wL2 / 8 = 10 × L2 / 8 = 1.25L2 N・m

そして、断面係数Zは、 bh2 / 6 なので、

Z = 120 × 1502 / 6 = 450,000 ㎜3

上記の式より、

1 = 1.25L2 / 450,000

これを、Lを求める式に直すと、

L2 = 450,000 / 1.25 = 360,000

L = 600 ㎜

参考になった数6

03

この問いを解くのに必要な公式は以下になります。

曲げモーメントMを求める公式(等分布荷重)

M=wl2/8

断面係数Zを求める公式

Z=BD2/6

曲げ応力度σを求める公式

σ=M/Z

選択肢2. 600mm

ここで数字を当てはめると、

=10l2/8(N・㎜)

Z=120×1502/6

 =450000(㎜3)

A点の最大曲げ応力度は問題文より1N/㎜2なので、

1=(10l2/8)/ 450000

展開すると

8×450000=10l2

2=360000

l=600(㎜)

となります。

よって、正答は600㎜です。

参考になった数2