二級建築士の過去問
令和3年(2021年)
学科4(建築施工) 問14
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問題
二級建築士試験 令和3年(2021年) 学科4(建築施工) 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
外壁のALCパネル工事及び押出成形セメント板工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 雨掛り部分のALCパネルの目地には、シーリング材を充填した。
- ALCパネルの短辺小口相互の接合部の目地は伸縮調整目地とし、特記がなかったので、目地幅は10mmとした。
- 押出成形セメント板における出隅及び入隅のパネル接合目地は伸縮調整目地とし、特記がなかったので、目地幅は15mmとした。
- 押出成形セメント板に損傷があったが、パネルの構造耐力や防水性能などに影響のない軽微なものであったので、補修して使用した。
- 押出成形セメント板を横張り工法で取り付けるに当たり、取付け金物は、セメント板がスライドしないように取り付けた。
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この過去問の解説 (3件)
01
ALCパネルは多孔質で軽量な、耐火性に優れたものです。
1:正。
雨掛り部分のALCパネルの目地には、シーリング材を充填します。
2:正。
ALCパネルの短辺小口相互の接合部の目地は伸縮調整目地とし、
目地幅は10mm以上とします。
また、出隅・入隅のパネル接合部、パネルと他部材の取り合い部の目地も伸縮目地とします。
3:正。
押出成形セメント板における出隅および入隅のパネル接合目地は伸縮調整目地とし、特記がない場合は、目地幅を15mmとします。
4:正。
押出成形セメント板に損傷がある場合、パネルの構造耐力や防水性能などに影響のない軽微なものは、補修して使用できます。
5:誤。
押出成形セメント板を横張り工法で取り付ける場合は、取付け金物は、
セメント板がスライドできるよう取り付けます。
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02
組積工事に関する問題です。
正しい内容です。
雨掛り部分のALCパネルの目地には、シーリング材を充填します。
正しい内容です。
ALCパネルの短辺小口相互の接合部の目地は伸縮調整目地とし、特記がない場合、目地幅は10~20mmとします。
正しい内容です。
押出成形セメント板における出隅及び入隅のパネル接合目地は伸縮調整目地とします。
目地幅は特記がない場合、目地幅は15mm程度とします。
正しい内容です。
パネルの構造耐力や防水性能などに影響のない軽微な損傷は、パネル製作所の仕様に則り補修して使用します。
不適当な内容です。
地震時の層間変位に対するパネルの追随を目的とし、縦張り工法はロッキングできるよう、横張り工法は「スライドするように」取り付けます。
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03
最も不適当な選択肢は、
「押出成形セメント板を横張り工法で取り付けるに当たり、取付け金物は、セメント板がスライドしないように取り付けた。」
です。
取付け金物は、地震時の変位に追従できるように取り付けます。
具体的には、横張り工法で取り付ける場合は、セメント板がスライドするように取り付けます。
各選択肢の解説は以下のとおりです。
正しい選択肢です。
外部に面する部分のALCパネルの目地には、シーリング材を充填します。
正しい選択肢です。
ALCパネルの短辺小口相互の接合部の目地は伸縮調整目地とします。
また、目地幅に特記が無ければ、10~20mmとします。
正しい選択肢です。
出隅・入隅のパネル接合目地は伸縮目地とします。
目地幅は、特記がなければ15mm 程度とします。
正しい選択肢です。
軽微な損傷で、構造耐力や防水性能に影響がなければ、補修して使用できます。
不適当な選択肢です。
取付け金物は、地震時の変位に追従できるように取り付けます。
具体的には、横張り工法で取り付ける場合は、セメント板がスライドするように取り付けます。
なお、縦張り工法で取り付ける場合は、セメント板がロッキングするように取り付けます。
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