二級建築士の過去問
令和4年(2022年)
学科1(建築計画) 問15
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問題
二級建築士試験 令和4年(2022年) 学科1(建築計画) 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
公共建築等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 図書館において、資料の検索等を行うコンピューター機器を備えた、レファレンスコーナーを設けた。
- 診療所において、診察室は処置室と隣接させて配置した。
- 劇場において、演目に応じて舞台と観客席との関係を変化させることができるように、アダプタブルステージ形式を採用した。
- 中学校の教室において、「黒板や掲示板」と「その周辺の壁」との明度対比が大きくなり過ぎないように、色彩調整を行った。
- 保育所において、保育室は、乳児用と幼児用とを間仕切りのないワンルームとし、乳児と幼児の人数比の変動に対応できるようにした。
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この過去問の解説 (2件)
01
最も不適当な選択肢は
「保育所において、保育室は、乳児用と幼児用とを間仕切りのないワンルームとし、乳児と幼児の人数比の変動に対応できるようにした。」
です。
乳児室は0~1歳までを対象とした部屋、幼児室は2歳以上を対象とした部屋です。
乳児(0~1歳)と幼児(2歳以上)では発育の程度や生活リズムが異なるため、原則として別々の部屋とします。
各選択肢の解説は以下のとおりです。
正しい選択肢です。
レファレンスコーナーは、資料の収集や調べ物の相談などを行うためのコーナーです。
検索・閲覧用のコンピューターや書籍を設け、専門の司書等が常駐することもあります。
正しい選択肢です。
一般に、診察室では問診や診察を行い、処置室では採血や点滴などを行います。
診察室と処置室を隣接させることで、素早く治療を行うことができます。
なお、診察室と処置室を兼用することも可能です。
その場合は、処置室の部分をカーテン等で区画することが望ましいです。
正しい選択肢です。
アダプタブルステージは、舞台と観客席との関係を変化させることができる形式です。
舞台の大きさや形状、高配置などを自由に変更できるため、演目に応じて最適な舞台環境を作り出すことができます。
正しい選択肢です。
黒板等とその周囲の壁の明度対比が大きくなりすぎると、視覚的な不快感が発生します。
黒板の明度を小さくしたり、その周囲の壁紙を明るいものにしたりすることで、明度対比を緩和することができます。
不適当な選択肢です。
乳児室は0~1歳までを対象とした部屋で、ほふく室と同一の部屋を区切って設置しても構いません。
ただし、乳児(0~1歳)と幼児(2歳以上)では発育の程度や生活リズムが異なるため、原則として別々の部屋とします。
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02
各施設に、使い勝手があり、理解しましょう。また、法令での制限も理解しましょう。
記述の通りで正しいです。
診察後、処置をすることが多いので、診察室と処置室を隣接させることは望ましいです。記述の通りで正しいです。
アダプタブルステージは、舞台、客席を様々な形に変えられるので、コンサート、ファッションショー、格闘技など多種多様なステージを作れます。記述の通りで正しいです。
生徒が、不快な思いをしない様に、記述の調整を行うことは望ましいです。記述の通りで正しいです。
乳児と幼児は、行動が違うので、事故防止の点でも、分けて計画することが望ましいので、記述は誤りです。
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