二級建築士の過去問
令和4年(2022年)
学科4(建築施工) 問15

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問題

二級建築士試験 令和4年(2022年) 学科4(建築施工) 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

木造軸組工法における接合金物とその用途との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
  • 短ざく金物 ―――― 上下階の柱相互の接合
  • 羽子板ボルト ――― 小屋梁と軒桁の接合
  • 筋かいプレート ―― 筋かいを柱と軒桁に同時に接合
  • かど金物 ――――― 引張りを受ける柱と土台の接合
  • かね折り金物 ――― 垂木と軒桁の接合

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は「かね折り金物 ――― 垂木と軒桁の接合」です。

かね折り金物は中央部分で折り曲げられた接続金物で、出隅部分の通し柱と胴差との接合に用いられます。

垂木と軒桁の接合には、金物の中央部分がひねるような形になっているひねり金物が用いられます。

各選択肢の解説は以下のとおりです。

選択肢1. 短ざく金物 ―――― 上下階の柱相互の接合

正しい選択肢です。

短ざく金物は、梁継手の接合や上下柱の接合に用いられます。

選択肢2. 羽子板ボルト ――― 小屋梁と軒桁の接合

正しい選択肢です。

羽子板ボルトは、下記のように直交している部材同士の接合や補強に用いられます。

・小屋梁と軒桁

・軒桁と柱

・柱と胴差

・胴差と床梁

選択肢3. 筋かいプレート ―― 筋かいを柱と軒桁に同時に接合

正しい選択肢です。

筋かいプレートは、柱・筋かい・軒桁を同時に接合する金物です。

選択肢4. かど金物 ――――― 引張りを受ける柱と土台の接合

正しい選択肢です。

かど金物は、柱と土台、柱と横架材との接合に用いられます。

選択肢5. かね折り金物 ――― 垂木と軒桁の接合

不適当な選択肢です。

かね折り金物は、通し柱と胴差との接合に用いられます。

垂木と軒桁の接合では、ひねり金物が用いられます。

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02

木造軸組工法の接合金物に関する問題です。

選択肢1. 短ざく金物 ―――― 上下階の柱相互の接合

正しい組み合わせです。

短ざく金物は、上下階の柱相互又は胴差し相互の接合に使用します。

選択肢2. 羽子板ボルト ――― 小屋梁と軒桁の接合

正しい組み合わせです。

羽子板ボルトは、小屋ばりと軒げた、軒げたと柱、はりと柱、胴差と通し柱の接合に使用します。

選択肢3. 筋かいプレート ―― 筋かいを柱と軒桁に同時に接合

正しい組み合わせです。

筋かいプレートは、筋かいを柱と横架材に同時に接合するために使用します。

選択肢4. かど金物 ――――― 引張りを受ける柱と土台の接合

正しい組み合わせです。

かど金物は、引張りを受ける柱の上下の接合のために使用します。

選択肢5. かね折り金物 ――― 垂木と軒桁の接合

誤った組み合わせです。

かね折り金物は、通し柱と胴差の取合いを用途とします。

垂木と軒げたの接合は、ひねり金物を使用します。

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