二級建築士の過去問 令和4年(2022年) 学科4(建築施工) 問17
この過去問の解説 (2件)
不適当な選択肢は「鉄筋コンクリート造の陸(ろく)屋根のアスファルト防水工事において、防水層の下地の入隅は、通りよく直角とした。」です。
アスファルト防水は耐用年数が長く防水性能も高い工法です。
他の防水工法との違いとして、防水層が厚く直角での加工が困難なため、入隅部分の下地は面取りする必要があります。
他の選択肢の解説は以下のとおりです。
正しい選択肢です。
長尺金属板葺の下地に使用する下葺材は、野地面上に軒先と平行に敷き込み、軒先から軒に向かって張ります。
下葺材同士の重ね幅は、シートの長手方向(左右)200mm以上、流れ方向(上下)100mm以上とします。
正しい選択肢です。
ルーフドレンの取り付けは、原則としてコンクリートに打込みとします。
取付位置は、水はけよく、床面より下げた位置とします。
正しい選択肢です。
陸屋根などの屋外で塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートを使用する場合、平場のシートの重ね幅は縦横方向いずれも40mm以上とします。
※参考
加硫ゴム系ルーフィングシートを使用する場合、平場のシートの重ね幅は縦横方向いずれも100mm以上、立上りと平場の接合部は150mm以上とします。
不適当な選択肢です。
アスファルト防水は防水層が厚く、入隅部分を直角に加工することが困難なので、下地を面取りします。
改質アスファルトシート防水やシート防水などのアスファルト防水以外であれば、入隅を直角とします。
なお、出隅部分は防水の仕様に関係なく面取りします。
正しい選択肢です。
ボンドブレーカーは、三面接着によるシーリング材のひび割れを防ぐために、目地底に貼り付けるテープ状の材料です。
プライマーを塗布しても変質せず、シーリング材と接着しないものとします。
屋根工事・防水工事に関する問題です。
長尺金属板葺の下地に使用する下葺材は、野地面上に軒先と平行に敷き込み、軒先から上に向かって張ります。重ね幅は上下100mm以上、左右200mm以上とします。
ルーフドレンの取付けは、コンクリートに打込みとし、水はけよく、床面より下げた位置とします。
塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートの重ね幅は、縦横方向いずれも40mm以上とします。
アスファルト防水工事において、防水層の下地の出隅及び入隅は、通りよく45°の面取りとします。
ボンドブレーカーは、シーリング材と接着しない素材の粘着テープとします。
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