二級建築士の過去問
令和4年(2022年)
学科4(建築施工) 問18

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問題

二級建築士試験 令和4年(2022年) 学科4(建築施工) 問18 (訂正依頼・報告はこちら)

左官工事、タイル工事及び石工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • コンクリート床面へのセルフレベリング材塗りにおいて、低温の場合の養生期間は7日とした。
  • コンクリート外壁面へのモルタル塗りにおいて、各層の1回当たりの塗り厚は7mm以下とし、全塗厚は25mm以下とした。
  • 屋外のセメントモルタルによるタイル張りにおいて、セメントモルタルの硬化後、全面にわたり打診を行った。
  • 壁タイル張りの密着張りにおいて、張付けモルタルの塗付け後、直ちにタイルを押し当て、タイル張り用振動機を用い、タイル表面に振動を与えながら張り付けた。
  • 外壁に湿式工法で石材を取り付けるに当たり、裏込めモルタルの調合は、容積比でセメント1:砂3とした。

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この過去問の解説 (2件)

01

不適当な選択肢は「コンクリート床面へのセルフレベリング材塗りにおいて、低温の場合の養生期間は7日とした。」です。

セルフレベリンング材は流動性が高い材料であり、コンクリートの上に流し込むことで平滑な下地を作ることができます。

通常時の養生期間は7日以上としますが、低温の場合は14日以上とします。

各選択肢の解説は以下のとおりです。

選択肢1. コンクリート床面へのセルフレベリング材塗りにおいて、低温の場合の養生期間は7日とした。

不適当な選択肢です。

セルフレベリング材の養生期間は標準では7日以上としますが、低温の場合は14日以上とします。

選択肢2. コンクリート外壁面へのモルタル塗りにおいて、各層の1回当たりの塗り厚は7mm以下とし、全塗厚は25mm以下とした。

正しい選択肢です。

塗り厚が厚くなるとひび割れや剥落の危険性が大きくなるため、塗り厚には制限があります。

1回あたりの塗り厚は7mm以下とし、全塗厚は25mm以下とします。

選択肢3. 屋外のセメントモルタルによるタイル張りにおいて、セメントモルタルの硬化後、全面にわたり打診を行った。

正しい選択肢です。

タイル張りの打診は、モルタルの硬化後に全面にわたって行います。

選択肢4. 壁タイル張りの密着張りにおいて、張付けモルタルの塗付け後、直ちにタイルを押し当て、タイル張り用振動機を用い、タイル表面に振動を与えながら張り付けた。

正しい選択肢です。

密着張りはタイル張り用振動機(ヴェブラート)を用いる工法です。

張付けモルタルの塗付け後、タイルをモルタルに押し当て、タイル張り用振動機を用いてタイル表面に振動を与えながら張り付けます。

選択肢5. 外壁に湿式工法で石材を取り付けるに当たり、裏込めモルタルの調合は、容積比でセメント1:砂3とした。

正しい選択肢です。

裏込めモルタルの調合は容積比でセメント:砂=1:3とします。

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02

左官工事・タイル工事・石工事に関する問題です。

選択肢1. コンクリート床面へのセルフレベリング材塗りにおいて、低温の場合の養生期間は7日とした。

セルフレベリングの養生期間は、通常は7日以上ですが、低温の場合は14日以上とします。

選択肢2. コンクリート外壁面へのモルタル塗りにおいて、各層の1回当たりの塗り厚は7mm以下とし、全塗厚は25mm以下とした。

モルタルの1回の塗厚は7㎜以下で、全塗厚は25㎜以下とします。

選択肢3. 屋外のセメントモルタルによるタイル張りにおいて、セメントモルタルの硬化後、全面にわたり打診を行った。

タイルの検査は、モルタル、接着剤の硬化後、全面にわたり打診を行います。

選択肢4. 壁タイル張りの密着張りにおいて、張付けモルタルの塗付け後、直ちにタイルを押し当て、タイル張り用振動機を用い、タイル表面に振動を与えながら張り付けた。

壁タイル張りの密着張りの張付けは、張付けモルタルの塗付け後、タイルをモルタルに押し当て、タイル張り用振動機を用いてタイル表面に振動を与えながら張り付けます。

選択肢5. 外壁に湿式工法で石材を取り付けるに当たり、裏込めモルタルの調合は、容積比でセメント1:砂3とした。

セメントモルタルの調合は、裏込めモルタルはセメント1:砂3とします。

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