二級建築士の過去問
令和4年(2022年)
学科4(建築施工) 問19

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問題

二級建築士試験 令和4年(2022年) 学科4(建築施工) 問19 (訂正依頼・報告はこちら)

塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 屋外の鉄鋼面における中塗り及び上塗りは、アクリルシリコン樹脂エナメル塗りとした。
  • 屋内のせっこうボード面は、合成樹脂エマルションペイント塗りとした。
  • 木部の素地ごしらえにおいて、節止めに木部下塗り用調合ペイントを塗布した。
  • 冬期におけるコンクリート面への塗装において、コンクリート素地の乾燥期間の目安を、14日間とした。
  • 塗料は、気温の低下などから所定の粘度が得られないと判断したので、適切な粘度に調整して使用した。

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この過去問の解説 (2件)

01

最も不適当なものは「冬期におけるコンクリート面への塗装において、コンクリート素地の乾燥期間の目安を、14日間とした。」です。

コンクリート面への塗装における素地の乾燥期間の目安は、夏期で3週間以上冬期で4週間以上とします。

ですので、乾燥期間14日間(2週間)では短すぎます

選択肢1. 屋外の鉄鋼面における中塗り及び上塗りは、アクリルシリコン樹脂エナメル塗りとした。

正しい選択肢です。

屋外の鉄鋼面における中塗り及び上塗りは、アクリルシリコン樹脂エナメルを使用します。

選択肢2. 屋内のせっこうボード面は、合成樹脂エマルションペイント塗りとした。

正しい選択肢です。

合成樹脂エマルジョンペイントは、木部、モルタル面、コンクリート面、せっこうボード面に適しています。

選択肢3. 木部の素地ごしらえにおいて、節止めに木部下塗り用調合ペイントを塗布した。

正しい選択肢です。

木部の素地ごしらえにおいて、 節部分や、杉や松などの赤みの部分は樹脂(やに)が出る可能性があります。

そのため、節止めとしてセラックニスや木部下塗調合ペイントを塗ります。

選択肢4. 冬期におけるコンクリート面への塗装において、コンクリート素地の乾燥期間の目安を、14日間とした。

不適当な選択肢です。

コンクリート面への塗装において、素地の乾燥期間の目安は以下のとおりです。

夏期 3週間以上

冬期 4週間以上

14日間の乾燥期間では短すぎます。

選択肢5. 塗料は、気温の低下などから所定の粘度が得られないと判断したので、適切な粘度に調整して使用した。

正しい選択肢です。

塗料は、気温の低下などから所定の粘度が得られないと判断した場合、適切な粘度に調整して使用します。

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02

塗装工事に関する問題です。

選択肢1. 屋外の鉄鋼面における中塗り及び上塗りは、アクリルシリコン樹脂エナメル塗りとした。

アクリルシリコン樹脂エナメル塗りは、屋外の鉄鋼面、亜鉛めっき鋼面、コンクリート面等に適用されます。

選択肢2. 屋内のせっこうボード面は、合成樹脂エマルションペイント塗りとした。

合成樹脂エマルションペイント塗りは、コンクリート面、モルタル面、プラスター面、せっこうボード面等に適用されます。

選択肢3. 木部の素地ごしらえにおいて、節止めに木部下塗り用調合ペイントを塗布した。

木部の素地ごしらえにおいて、節止めには木部下塗り用調合ペイントやセラックニス類を使用します。

選択肢4. 冬期におけるコンクリート面への塗装において、コンクリート素地の乾燥期間の目安を、14日間とした。

コンクリート面素地の乾燥期間の目安は、冬季は28日、夏季は21日、春秋期は21~28日とします。

選択肢5. 塗料は、気温の低下などから所定の粘度が得られないと判断したので、適切な粘度に調整して使用した。

塗料は、素地面の吸水性の大小や気温の高低等に応じて適切な粘度に調整することができます。

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