二級建築士 過去問
令和4年(2022年)
問96 (学科4(建築施工) 問21)
問題文
住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
二級建築士試験 令和4年(2022年) 問96(学科4(建築施工) 問21) (訂正依頼・報告はこちら)
住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 給水横走り管は、上向き給水管方式を採用したので、先上がりの均一な勾配で配管した。
- 温水床暖房に用いる埋設方式の放熱管を樹脂管としたので、管の接合は、メカニカル継手とした。
- 雨水用排水ますには、深さ150mmの泥だめを設けた。
- 換気設備の排気ダクトは、住戸内から住戸外に向かって、先下がり勾配となるように取り付けた。
- 給湯用配管は、管の伸縮が生じないように堅固に固定した。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
最も不適当な選択肢は、
「給湯用配管は、管の伸縮が生じないように堅固に固定した。」です。
給湯用配管は熱によって管が伸縮します。
配管を堅固に固定すると管の伸縮によって破損する可能性があるため、伸縮管継手を用いて固定します。
各選択肢の解説は以下のとおりです。
正しい選択肢です。
給水横走り管は、上向き給水管方式を採用する場合、先上がり勾配で配管します。
下から上へ給水・給湯する場合は、管内空気を蛇口など各器具から逃すために先上がり配管とします。
正しい選択肢です。
温水床暖房に用いる埋設方式の放熱管を樹脂管とする場合、管の接合はメカニカル継手とします。
正しい選択肢です。
雨水用排水ますには、泥の堆積を防ぎ、雨水の流れを保つために泥だめを設けます。
泥だめの深さは150mm以上とします。
正しい選択肢です。
排気ダクトは、ダクト内に生じた水分などが住宅内に入り込まないように、住宅外に向かって下がり勾配となるように取り付けます。
不適当な選択肢です。
給湯用配管は熱によって管が伸縮します。
管の伸縮を吸収するために、伸縮管継手を用いて固定します。
参考になった数16
この解説の修正を提案する
02
この問題は、住宅における設備工事に関する知識が求められています。
この選択肢は正しいです。
給水横走り管は、上向き給水管方式を採用する場合、先上がりの均一な勾配で配管します。
また、下向き給水管方式を採用する場合は、先下がりの均一な勾配とします。
この選択肢は正しいです。
温水床暖房に用いる埋設方式の放熱管を樹脂管とする場合、管の接合は、メカニカル継手とします。
この選択肢は正しいです。
雨水用排水ますには、深さ150mm以上の泥だめを設けます。
この選択肢は正しいです。
換気設備の排気ダクトは、住戸内から住戸外に向かって、先下がり勾配となるように取り付けます。
この選択肢は不適当です。
給湯用配管は、管の伸縮が生じないように、伸縮管継手を使用します。
堅固に固定は行いません。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
03
住宅設備工事に関する問題です。
正しい内容です。
上向き給水管方式を採用した場合、給水横走り管は先上がりの均一な勾配で配管します。
正しい内容です。
温水床暖房に用いる放熱管は樹脂管とし、接合は電気融着接合又はメカニカル接合を用います。
正しい内容です。
雨水用排水ます及びマンホールには、深さ150mm以上の泥だめを設けます。
正しい内容です。
換気設備の排気ダクトは、雨水が侵入しないよう、住戸内から住戸外へ先下がり勾配となるように取り付けます。
誤った内容です。
給湯用配管は、管の伸縮を妨げないように、堅固に固定はしません。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問95)へ
令和4年(2022年) 問題一覧
次の問題(問97)へ