二級建築士の過去問
令和5年(2023年)
学科1(建築計画) 問8
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問題
二級建築士試験 令和5年(2023年) 学科1(建築計画) 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
色彩に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 明所視において、同じ比視感度の青と赤であっても、暗所視では赤よりも青のほうが明るく見える。
- 色光の加法混色において、赤(R)、緑(G)、青(B)を同じ割合で混色すると、黒色になる。
- 低明度で低彩度の場合、同じ色であっても、面積が大きくなると明度や彩度は低く感じられる。
- マンセル色相環において、対角線上に位置する色同士を同じ割合で混色すると、無彩色になる。
- 「文字や記号からイメージする色」と「色彩から認識する色」の2つの異なる情報が相互に干渉し、理解に混乱が生じる現象をストループ効果という。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題は色彩に関する基本的な知識を問うものです。
色彩に関する知識を深めるためには、色の混色、視覚の感度、明度や彩度の変化など、色彩の基本的な概念を把握することが重要です。
色彩理論や視覚特性に関する知識を正確に理解しましょう。
この選択肢は適当です。
明所視において、同じ比視感度の青と赤であっても、暗所視では青の方が明るく見えるというのは正しいです。
これは青が短波長であり、暗い環境でも感度が高いためです。
この選択肢は不適当です。
色光の加法混色において、赤(R)、緑(G)、青(B)を同じ割合で混色すると、白色になります。
加法混色では、色光が重なることで明るさが増し、すべての色光を混ぜると白色になります。
参考に、減法混色にといてシアン、マゼンタ、イエローを混ぜると黒色になります。
この選択肢は適当です。
低明度で低彩度の場合、面積が大きくなると、その色がより低い明度や彩度で感じられることがあります。
これは、面積が大きいほど色の相対的な明度や彩度が低く見える現象です。
この選択肢は適当です。
マンセル色相環において、対角線上に位置する色同士を同じ割合で混色すると、無彩色になります。
対角線上の色は互いに補色関係にあり、混ぜると無彩色になるため、この記述は正しいです。
この選択肢は適当です。
「文字や記号からイメージする色」と「色彩から認識する色」の情報が干渉し、理解に混乱が生じる現象はストループ効果と呼ばれます。
この効果は、色の認識と関連付けられた意味との干渉によって起こります。
この問題は、色彩に関する基本的な理論と視覚の特性に関する理解を試すものであり、特に加法混色や視覚感度、明度・彩度の変化に関する知識が重要です。
色彩に関する用語や原理を正確に理解し、それを実際の状況に適用することで、正しい解答を導くことができます。
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