二級建築士の過去問
令和5年(2023年)
学科4(建築施工) 問12

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問題

二級建築士試験 令和5年(2023年) 学科4(建築施工) 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

高力ボルト接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 接合部の材厚の差により1.2mmの肌すきが生じたので、ボルトの締付けのトルク値を高めることにより修正した。
  • 一群のボルトの締付けは、群の中央部から周辺に向かう順序で行った。
  • ボルト頭部と接合部材の面が、1/20以上傾斜していたので、勾配座金を使用した。
  • 仮ボルトは、本接合のボルトと同軸径の普通ボルトを用い、締付け本数は、一群のボルト数の1/3以上、かつ、2本以上とした。
  • 一次締め終了後に行うボルトのマーキングは、ボルト軸、ナット、座金及び母材(添え板)にかけて行った。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なものは、

接合部の材厚の差により1.2mmの肌すきが生じたので、ボルトの締付けのトルク値を高めることにより修正した。

です。

接合部の材厚の差により、1mmを超える肌すきが生じた場合には、フィラープレートを挟んで施工する必要があります。

1㎜以下の場合にはボルトの締め付けで問題ありません。

選択肢1. 接合部の材厚の差により1.2mmの肌すきが生じたので、ボルトの締付けのトルク値を高めることにより修正した。

この選択肢は不適当です。

接合部の材厚の差により、1mmを超える肌すきが生じた場合には、フィラープレートを挟んで施工する必要があります。

1㎜以下の場合にはボルトの締め付けで問題ありません。

選択肢2. 一群のボルトの締付けは、群の中央部から周辺に向かう順序で行った。

この選択肢は正しいです。

一群のボルトの締付けは、群の中央部から周辺に向かう順序で行うことは正しいです。

選択肢3. ボルト頭部と接合部材の面が、1/20以上傾斜していたので、勾配座金を使用した。

この選択肢は正しいです。

ボルト頭部と接合部材の面が、1/20以上傾斜していたので、勾配座金を使用することは正しいです。

選択肢4. 仮ボルトは、本接合のボルトと同軸径の普通ボルトを用い、締付け本数は、一群のボルト数の1/3以上、かつ、2本以上とした。

この選択肢は正しいです。

仮ボルトは、本接合のボルトと同軸径の普通ボルトを用い、締付け本数は、一群のボルト数の1/3以上、かつ、2本以上とすることは正しいです。

選択肢5. 一次締め終了後に行うボルトのマーキングは、ボルト軸、ナット、座金及び母材(添え板)にかけて行った。

この選択肢は正しいです。

一次締め終了後に行うボルトのマーキングは、ボルト軸、ナット、座金及び母材(添え板)にかけて行うことは正しいです。

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