二級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問6 (学科1(建築計画) 問6)
問題文
住宅の結露に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
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問題
二級建築士試験 令和6年(2024年) 問6(学科1(建築計画) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
住宅の結露に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 冬期において、外壁の室内側表面結露を防止するためには、断熱強化により、外壁の室内側壁面温度を上昇させることが有効である。
- 冬期において、二重サッシの間の結露を防止するためには、屋外側よりも室内側のサッシの気密性能を高くするとよい。
- 冬期において、非暖房室に隣接する暖房室がある場合、一般に、非暖房室は、暖房室に比べて結露を生じにくい。
- 冬期において、木造住宅の小屋裏では、夜間の放射冷却の影響を受けて、外気温よりも低温になることがあり、結露が生じやすくなる。
- 夏期において、地下室に生じる結露は、換気をすることによって増加する場合がある。
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この過去問の解説 (2件)
01
結露は、温度が低い壁体各部によって空気が冷やされ、露点温度より下がったときに、空気中の水蒸気が凝結する現象です。
記述は正しいです。
表面結露を防止するためには、湿度を下げることと壁体各部の温度を下げないことです。
記述は正しいです。
結露を防止するためには、二重サッシの室内側は機密性能を高くして、水蒸気の侵入の防ぐとよいです。室外側は機密性能を低くして、水蒸気を排出するといいでしょう。
記述が間違っています。
非暖房室は暖房室よりも温度が下がってしまいます。そのため、非暖房室に湿気を含む空気が入ってくると、結露が生じます。
記述は正しいです。
冬期の小屋裏は外気温よりも5度ほど下がることがあり、その影響で結露が生じやすくなります。
記述は正しいです。
夏期の地下室の結露は、夏特有の湿った温かい空気によるものです。そのため、換気はせずに、除湿をすることが必要です。
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02
結露に関する問題です。
飽和水蒸気量のグラフと結露の原理を理解すれば
確実に得点できます。
正しい記述です。
室内側壁面の温度を上げ、温度差を減らすことで
結露防止に繋がります。
正しい記述です。
2重サッシの中間は外気と空気の入れ替えが出する隙間があるため
室内側のサッシの気密性を高めます。
誤った記述です。
非暖房室は暖房室よりも温度が低く、飽和水蒸気量が少ないため
暖房室との温度差で結露が生じやすいです。
正しい記述です。
外部が冷え、冬の暖房された室内との温度差、
熱が上昇することから屋根の野地板等に結露が生じることがあります。
正しい記述です。
夏場は空気中の湿度が高く、
温度の比較的低い地下室の結露が増加する可能性があります。
結露の問題は理解すれば確実に得点源となります。
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