二級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問8 (学科1(建築計画) 問8)

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問題

二級建築士試験 令和6年(2024年) 問8(学科1(建築計画) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

色彩に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 色彩によって感じられる距離感覚は異なり、一般に、実際の位置よりも暖色は近くに、寒色は遠くに感じる。
  • マンセル表色系において、明度は物体表面の反射率の高低を表しており、明度5の反射率は約20%である。
  • マンセル表色系において、各色相のうちで最も彩度の高い色を、一般に、純色といい、純色の彩度は色相や明度によって異なる。
  • 光の色の三原色は、赤、黄、青である。
  • マンセル色相環において、対角線上にある二つの色は、相互に補色の関係にある。

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この過去問の解説 (2件)

01

色彩については、色の3属性である色相・明度・彩度を理解するといいです。

色相(マンセルヒュー)・明度(マンセルバリュー)・彩度(マンセルクロマ)の組み合わせで、一つの色を表すのを、マンセル表色系と言います。

選択肢1. 色彩によって感じられる距離感覚は異なり、一般に、実際の位置よりも暖色は近くに、寒色は遠くに感じる。

記述は正しいです。

暖色などの明るい色は、実際の位置よりも近くに感じる進出色と言い、寒色などの暗い色は、実際の位置よりも遠くに感じる後退色と言います。

選択肢2. マンセル表色系において、明度は物体表面の反射率の高低を表しており、明度5の反射率は約20%である。

記述は正しいです。

反射率(%)は、明度にその明度から1を引いた数をかけた数字で表すことができます。

選択肢3. マンセル表色系において、各色相のうちで最も彩度の高い色を、一般に、純色といい、純色の彩度は色相や明度によって異なる。

記述は正しいです。

彩度は色の鮮やかさを示しており、黒などの彩度のない色を無彩色といい、最も彩度が高い色を純色と言います。

選択肢4. 光の色の三原色は、赤、黄、青である。

記述は間違っています。

色の三原則はシアン、マゼンタ、イエローで、光の三原則は赤、緑、青です。

選択肢5. マンセル色相環において、対角線上にある二つの色は、相互に補色の関係にある。

記述は正しいです。

補色とは、混ぜると無彩色になる二つの色の関係です。記述の通り、二つの色はマンセル色相環で対角線上にあります。

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02

色彩に関する問題です。

丸暗記するほうが個人的にはおすすめです。

選択肢1. 色彩によって感じられる距離感覚は異なり、一般に、実際の位置よりも暖色は近くに、寒色は遠くに感じる。

正しい記述です。

「進出色」は近くに見える色のことで、

具体的には赤やオレンジ、黄色などの暖色です。

「後退色」は遠くに見える色のことで、

青や青緑などの寒色です。

選択肢2. マンセル表色系において、明度は物体表面の反射率の高低を表しており、明度5の反射率は約20%である。

正しい記述です。

明度Vが3~8では、反射率はV(V-1)%です。

(ex)明度5: 反射率:約5(5-1)=20%となります。

選択肢3. マンセル表色系において、各色相のうちで最も彩度の高い色を、一般に、純色といい、純色の彩度は色相や明度によって異なる。

正しい記述です。

各色相の中で最も彩度の高い色のことを純色といい、

色相・明度によって純色の彩度は異なります。

選択肢4. 光の色の三原色は、赤、黄、青である。

誤った記述です。

「色の原色」は マゼンタ・シアン・イエロー です。

なお、「光の原色」は 赤・緑・青 です。

選択肢5. マンセル色相環において、対角線上にある二つの色は、相互に補色の関係にある。

正しい記述です。

マンセル色相環において対角線上にある二つの色は

補色関係で混ぜると無彩色になります。

まとめ

こちらはある程度丸暗記でも良いと考えています。

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