二級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問12 (学科1(建築計画) 問12)
問題文
集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
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問題
二級建築士試験 令和6年(2024年) 問12(学科1(建築計画) 問12) (訂正依頼・報告はこちら)
集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 世帯人数が4人となる住戸の都市居住型の誘導居住面積水準の目安は、95m2である。
- L+DK型は、居間の独立性を保ちやすく、食事の準備や後片づけなど家事労働の効率化を図ることができる。
- コレクティブハウスは、住宅入居希望者が集まり、協力して企画・設計から入居・管理までを運営していく方式の集合住宅である。
- コンバージョンは、事務所ビルを集合住宅にする等、既存の建築物に改造を加えて用途変更・転用する手法である。
- 複数の集合住宅の計画において、景観に変化をもたらすために、低層住宅、中層住宅及び高層住宅を混用するのも一つの手法である。
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この過去問の解説 (2件)
01
集合住宅の問題です。
こちらは知識があれば得点源になる分野です。
正しい記述です。
国交省の住生活基本計画
都市居住型誘導居住面積水準では
2人以上の世帯20m2×世帯人数+15m2
4人世帯は95m2です。
正しい記述です。
Lを接客の空間として使用するのに適しています。
DKが同じスペースのため、配膳・後片付け動線が
短くなるメリットのある型です。
誤った記述です。
コレクティブハウスとは、個別の住居と共有スペースを備えた
集合住宅で、住人同士が協力して家事を分担したり、食事を
共にしたりする共同生活の住まい方です。
こちらの記述は、コーポラティブハウスです。
正しい記述です。
コンバージョンとは、建物の用途を変更して再利用する
建築手法です。
既存の構造躯体を活用して改修を行います。
正しい記述です。
低層、中層、高層を混用し、景観に変化をもたらすのも手法です。
集合住宅は勉強した分結果に出る分野です。
確実に得点しましょう。
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02
集合住宅は、一戸建てと比較すると、土地を効率よく利用して住戸密度を高めることができます。
記述は正しいです。
都市居住型の誘導居住面積水準の目安は、単身の場合、40㎡です。2人以上の場合は、20㎡に世帯人数をかけて、15㎡を足した数です。
記述は正しいです。
ダイニングの床面積は、食品棚に加えて、4人掛けのテーブルの場合は約10㎡以上、6人掛けの場合は約13㎡以上が必要とされています。
記述は異なっています。
こちらの記述は、コーポラティブハウスの説明です。コレクティブハウスは各住戸のプライバシーは尊重して、家事育児などを共同で助け合うサービスと住宅を組み合わせた方式です。
記述は正しいです。
コンバージョンの代表例として、旧東京中央郵便局などがあります。
記述は正しいです。
低層住宅とは、平屋もしくは2階建てのものを指し、中層住宅は、3~5階建てのものを言います。6階建て以上の場合が高層住宅にあたります。
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