二級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問13 (学科1(建築計画) 問13)

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問題

二級建築士試験 令和6年(2024年) 問13(学科1(建築計画) 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

事務所ビル・商業建築の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 事務所ビルのダブルコアプランにおいて、ブロック貸しや小部屋貸しの賃貸方式は、一般に、レンタブル比を高めることができる。
  • 機械式駐車場において、垂直循環式は、一般に、収容台数が同じであれば、多層循環式に比べて、設置面積を小さくすることができる。
  • 量販店において、売場部分の床面積の合計(売場内の通路を含む。)は、一般に、延べ面積の60~65%程度である。
  • ホテルにおいて、延べ面積に対する客室部分の床面積の合計の割合は、一般に、シティホテルよりビジネスホテルのほうが大きい。
  • レストランにおいて、厨房の床面積は、一般に、延べ面積の25~40%程度である。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は事務所ビル・商業建築に関する問題です。

専門用語が多く出てきますので、それぞれ覚えておきましょう。

選択肢1. 事務所ビルのダブルコアプランにおいて、ブロック貸しや小部屋貸しの賃貸方式は、一般に、レンタブル比を高めることができる。

記述は間違っています。

ダブルコアはサービスのコアを両端に配置しており、ブロック貸しや小部屋貸しの場合は、コアとコアをつなぐ廊下が必要になります。そのため、レンタブル比を低くします。

選択肢2. 機械式駐車場において、垂直循環式は、一般に、収容台数が同じであれば、多層循環式に比べて、設置面積を小さくすることができる。

記述は正しいです。

垂直循環式は、観覧車のように自動車を循環させるものです。一般的に、入出庫時間が長いです。

機械式駐車場には、エレベーターのように各階に自動車を運ぶ垂直往復方式もあります。

選択肢3. 量販店において、売場部分の床面積の合計(売場内の通路を含む。)は、一般に、延べ面積の60~65%程度である。

記述は正しいです。

売場部分の床面積の合計(売場内の通路含む。)は、量販店においては延べ面積の60~65%程度で、百貨店の場合は50~60%程度です。

選択肢4. ホテルにおいて、延べ面積に対する客室部分の床面積の合計の割合は、一般に、シティホテルよりビジネスホテルのほうが大きい。

記述は正しいです。

延べ床面積に対する客室部分の床面積の割合は、シティホテルで45~50%程度で、ビジネスホテルでは60~75%程度です。

選択肢5. レストランにおいて、厨房の床面積は、一般に、延べ面積の25~40%程度である。

記述は正しいです。

飲食店において、延べ面積に対する厨房の床面積の割合は、レストランで25~40%程度、喫茶店で15~20%程度です。

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02

事務所・商業建築に関する問題です。

確実に得点しましょう。

選択肢1. 事務所ビルのダブルコアプランにおいて、ブロック貸しや小部屋貸しの賃貸方式は、一般に、レンタブル比を高めることができる。

間違った記述です。

ブロック貸しや小部屋貸しの場合は廊下が必要となり、

レンタブル比を下げます。


 

 

選択肢2. 機械式駐車場において、垂直循環式は、一般に、収容台数が同じであれば、多層循環式に比べて、設置面積を小さくすることができる。

正しい記述です。

機械式駐車場では、

垂直循環方式等→一台の所用面積が少ないので狭い敷地で有効です。

 

選択肢3. 量販店において、売場部分の床面積の合計(売場内の通路を含む。)は、一般に、延べ面積の60~65%程度である。

正しい記述です。

量販店では、売場面積と延べ面積の割合は、

一般的に60~65%程度です。

選択肢4. ホテルにおいて、延べ面積に対する客室部分の床面積の合計の割合は、一般に、シティホテルよりビジネスホテルのほうが大きい。

正しい記述です。

ビジネスホテルのレンタブル比は70%程度であり、

リゾートホテル等より大きくなります。

選択肢5. レストランにおいて、厨房の床面積は、一般に、延べ面積の25~40%程度である。

正しい記述です。

レストランの厨房面積は全体の床面積の25~40%程度が目安です。

まとめ

この分野も勉強をしていれば確実に取れる範囲です。

取れる問題を取り、差をつけましょう。

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