二級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問14 (学科1(建築計画) 問14)

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問題

二級建築士試験 令和6年(2024年) 問14(学科1(建築計画) 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 小学校において、低学年は特別教室型とし、高学年は総合教室型とした。
  • 地域図書館において、固定の壁を最小限とし、床に段差をつくらない等、フレキシビリティの高い計画とした。
  • 中学校において、図書室の出納システムは、開架式とした。
  • 保育所において、乳児室を幼児の保育室から離れた位置に設けた。
  • 小学校の敷地内において、環境教育の教材として、自然の生態系を観察できるビオトープを設置した。

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この過去問の解説 (2件)

01

学校や保育園等の教育施設に関する問題です。

各施設において、必要な要素が異なりますのでしっかり覚えておきましょう。

選択肢1. 小学校において、低学年は特別教室型とし、高学年は総合教室型とした。

記述は間違っています。

総合教室型は、クラスルームでほとんどの強化を教える方式で、低学年に適しています。特別教室型は、理科や音楽などの特殊な設備を要する教科をクラスルームとは違う特別な教室で教える方式で、高学年に適用されます。

選択肢2. 地域図書館において、固定の壁を最小限とし、床に段差をつくらない等、フレキシビリティの高い計画とした。

記述は正しいです。

地域図書館は蔵書数の変化や、館内の催し物など多種多様な活動にも対応できるようにフレキシビリティの高い設計計画になっています。

選択肢3. 中学校において、図書室の出納システムは、開架式とした。

記述は正しいです。

利用者が自由に本棚から本を探すことができる出納システムを開架式といい、地域図書館や中学校などがこのシステムです。

専門図書館などでは、必要な本を担当者にもってきてもらう閉架式が採用されることもあります。

選択肢4. 保育所において、乳児室を幼児の保育室から離れた位置に設けた。

記述は正しいです。

乳児と幼児では、行動や生活のパターンが異なるため、部屋を別々にして、離すことが多いです。

選択肢5. 小学校の敷地内において、環境教育の教材として、自然の生態系を観察できるビオトープを設置した。

記述は正しいです。

ビオトープとは、元々その地域に暮らしていた生物たちの生息環境をなるべく再現した空間です。

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02

教育施設等の計画に関する問題です。

基本的なパターンを押さえていきましょう。

選択肢1. 小学校において、低学年は特別教室型とし、高学年は総合教室型とした。

誤った記述です。

小学校の記憶でも答えられます。

特別教室型は理科・家庭科等、設備を要する

高学年で学ぶ教科に適しています。

 

選択肢2. 地域図書館において、固定の壁を最小限とし、床に段差をつくらない等、フレキシビリティの高い計画とした。

正しい記述です。

融通の聞く可変性のある空間にすることで

イベント等に柔軟に対応できます。

選択肢3. 中学校において、図書室の出納システムは、開架式とした。

正しい記述です。

専門図書館は、必要な本を担当者が配布する閉架式が主に採用され

学校・地域図書館では開架式のシステムを主に採用します。

選択肢4. 保育所において、乳児室を幼児の保育室から離れた位置に設けた。

正しい記述です。

行動が異なるため、乳児室と保育室は離して配置します。

選択肢5. 小学校の敷地内において、環境教育の教材として、自然の生態系を観察できるビオトープを設置した。

正しい記述です。

生物等、実物を体験できます。

まとめ

どれも基本的な問題です。

確実に解けるようにしましょう。

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