二級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問26 (学科2(建築法規) 問1)

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問題

二級建築士試験 令和6年(2024年) 問26(学科2(建築法規) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

用語に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。
  • 床が地盤面下にある階で、床面から地盤面までの高さがその階の天井の高さの1/2のものは、「地階」に該当する。
  • 幼保連携型認定こども園は、「特殊建築物」に該当する。
  • 木造2階建ての一戸建て住宅において、土台の過半について行う修繕は、「大規模の修繕」に該当する。
  • 建築物に設けるボイラーの煙突は、「建築設備」に該当する。
  • 建築物の周囲において発生する通常の火災による延焼の抑制に一定の効果を発揮するために外壁に必要とされる性能を、「準防火性能」という。

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この過去問の解説 (2件)

01

建築基準法で使用されている用語の意味をしっかり理解しておきましょう。

選択肢1. 床が地盤面下にある階で、床面から地盤面までの高さがその階の天井の高さの1/2のものは、「地階」に該当する。

記述は正しいです。

地階とは、床が地盤面下にある階で、床面から地盤面までの高さがその階の天井の高さの1/3以上のものを指します。

選択肢2. 幼保連携型認定こども園は、「特殊建築物」に該当する。

記述は正しいです。

特殊建築物とは、不特定もしくは特定多数の人が利用する建築物や危険物を扱っている建築物、周辺への配慮が必要な建築物が該当します、ただし、事務所や銀行、郵便局は該当しません。

選択肢3. 木造2階建ての一戸建て住宅において、土台の過半について行う修繕は、「大規模の修繕」に該当する。

記述は間違っています。

大規模の修繕とは、建築物の主要構造部の1種について、過半以上の修繕を行うことを言います。

建築物の主要構造部とは、壁、柱、床、はり、屋根、階段を指します。

選択肢4. 建築物に設けるボイラーの煙突は、「建築設備」に該当する。

記述は正しいです。

建築設備とは、電気、ガス、給排水、換気、冷暖房、消化、排煙、汚物処理などの設備や煙突、昇降機、避雷針を指します。

選択肢5. 建築物の周囲において発生する通常の火災による延焼の抑制に一定の効果を発揮するために外壁に必要とされる性能を、「準防火性能」という。

記述は正しいです。

準防火性能では、周囲において発生する通常の火災に対して、20分間の遮熱性が必要です。

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02

用語に関する問題は毎年出題されています。

確実に得点しましょう。

 

選択肢1. 床が地盤面下にある階で、床面から地盤面までの高さがその階の天井の高さの1/2のものは、「地階」に該当する。

正しい記述です。

建築基準法施行令第1条第2号に定められており、

床が地盤面下にある階であり、床から地盤面までの高さが、

床から天井までの高さの3分の1以上であること が定義です。
 

選択肢2. 幼保連携型認定こども園は、「特殊建築物」に該当する。

正しい記述です。

認定こども園は基準法上、児童福祉施設等もしくは

学校に分類され、特殊建築物となります。

選択肢3. 木造2階建ての一戸建て住宅において、土台の過半について行う修繕は、「大規模の修繕」に該当する。

誤った記述です。

土台は主要構造部ではなく、構造耐力上主要な部分となります。

選択肢4. 建築物に設けるボイラーの煙突は、「建築設備」に該当する。

正しい記述です。

建築基準法第2条第三号で用語を定義しています。

建築設備:建築物に設ける電気,ガス,給水,排水,換気,暖房,冷房,消火,排煙

若しくは汚物処理の設備又は煙突,昇降機若しくは避雷針のことををいいます。

選択肢5. 建築物の周囲において発生する通常の火災による延焼の抑制に一定の効果を発揮するために外壁に必要とされる性能を、「準防火性能」という。

正しい記述です。

法第2条第八号では、準防火性能とは

建築物の周囲において発生する通常の火災による延焼の抑制

一定の効果を発揮するために外壁に必要とされる性能をいいます。

まとめ

用語の問題は頻出です。

確実に得点しましょう。

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