二級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問62 (学科3(建築構造) 問12)
問題文
枠組壁工法による2階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
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問題
二級建築士試験 令和6年(2024年) 問62(学科3(建築構造) 問12) (訂正依頼・報告はこちら)
枠組壁工法による2階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 耐力壁線に設ける開口部の幅は4m以下とし、かつ、その開口部の幅の合計はその耐力壁線の長さの3/4以下とする。
- 耐力壁線相互の距離は、12m以下とする。
- 外壁の耐力壁線相互の交差部の一方には、一般に、長さ90cm以上の耐力壁を設ける。
- 耐力壁の壁材としてせっこうボードを張り付けるための釘には、一般に、CN50を使用する。
- 耐力壁の隅角部を構成する隅柱は、一般に、3本以上のたて枠で構成する。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なのは、
「耐力壁の壁材としてせっこうボードを張り付けるための釘には、一般に、CN50を使用する。」です。
せっこうボード耐力壁に用いる釘はGNF40やSFN45が標準であり、CN50は構造用合板などを張るときの釘です。
枠組壁工法の開口制限では「個々の開口幅≦4 m」「開口幅の合計≦壁線長×3/4」が規定されています。
告示1540号等で、隣り合う耐力壁線の離隔は12 m以下と定められています。
外壁同士が直交するコーナーでは、いずれか一方に0.9 m以上の耐力壁を入れる必要があります。
記述が誤りです。
せっこうボード用はGNF40・SFN45などで、CN50は合板用です。
隅柱は204や304のたて枠を3本以上組み合わせて造るのが標準納まりです。
枠組壁工法では、開口幅・壁線間隔・コーナー壁長さ・釘種別・隅柱構成などが細かく決められています。
中でも釘の種類は面材ごとに指定が異なるため混同しやすいので注意しましょう。
適合しない釘を使うと壁倍率が得られず、耐震性能が不足します。
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