二級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問65 (学科3(建築構造) 問15)
問題文
図のように配筋された柱のせん断補強筋比pwを求める式として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、地震力は、図に示す方向とする。

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問題
二級建築士試験 令和6年(2024年) 問65(学科3(建築構造) 問15) (訂正依頼・報告はこちら)
図のように配筋された柱のせん断補強筋比pwを求める式として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、地震力は、図に示す方向とする。

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この過去問の解説 (1件)
01
柱のせん断補強筋比pwを表す正しい式は、
Pw=2aw/(DYs)
です。
地震力が図の矢印方向(X方向)に作用する場合、せん断割裂面に直交する柱幅はDYであり、せん断補強筋(フープ)の脚が割裂面を横切る本数は2本なので、分母にDY、分子に2awが入ります。
間隔sで割ることで単位長さ当たりの補強比になります。
DXは地震力と同じ方向の寸法であり、割裂面に直交していないため誤りです。
・割裂面に直交する幅=DY
・1段のフープが割裂面を2本横切るので係数2
したがって本式が柱せん断補強筋比を正しく表します。
幅がDXである点に加え、脚数を3本とみなしているため誤りです。
矩形フープの脚が割裂面を横切るのは2本です。
幅DYは正しいものの、脚数を3本とみなしている点が誤りです。
主筋断面積atや柱断面積DXDYはせん断補強筋比の定義と合わず、式の形自体が不適切です。
地震力の向きが変われば、分母に使う柱幅もDXとDYが入れ替わるので注意しましょう。
フープ1段で割裂面を実際に横切る脚数を正確に数えることが、係数の間違いを防ぐポイントになります。
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