二級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問76 (学科4(建築施工) 問1)
問題文
施工計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
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問題
二級建築士試験 令和6年(2024年) 問76(学科4(建築施工) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
施工計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 設計図書に指定がない工事の施工方法については、必要に応じて、監理者と施工者とが協議のうえ、施工者の責任において決定した。
- 総合施工計画書には、設計図書において指定された仮設物を除き、施工計画に関する事項を記載した。
- 工種別施工計画書における品質管理計画には、品質管理組織及び品質管理実施方法についても記載した。
- 施工管理には、その任務に必要な能力、資格を有する管理者を選定し、監理者に報告した。
- 施工図・見本等については、施工者が監理者と協議したうえで作成し、監理者の承認を得た。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なのは、
「総合施工計画書には、設計図書において指定された仮設物を除き、施工計画に関する事項を記載した。」です。
総合施工計画書はすべての仮設物を含めて現場全体の安全・品質・工程を統合的に示す文書であり、設計図書で指定された仮設物も必ず計画に盛り込む必要があります。
適切です。
監理者と協議したうえで施工者が方法を決定し、結果責任を負う流れは一般的です。
設計図書に記載済みでも、足場・仮囲い・仮設電気などは総合計画で再確認し、他工種との干渉や安全管理を整理することが必須です。
除外すると事故や工程不整合の要因となるため不適当です。
誰がどのように検査・記録を行うかを明示することは品質確保に不可欠で、適切です。
適切です。
管理技術者や主任技術者を資格基準に従って配置し、監理者へ届け出るのは標準的手順です。
適切です。
施工図・仕上げ見本は設計意図どおりかを監理者が確認し、承認を受けてから施工するのが通常です。
総合施工計画書は「現場全体の運営マニュアル」に相当し、仮設物も含めたすべての工程・安全計画を一元管理することで初めて効果を発揮します。
指定済みの仮設を計画書から外すと、現場内で情報が分断され、事故やトラブルの原因となります。
施工計画では「漏れなく・重複なく」情報をまとめることが重要です。
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