建築物環境衛生管理技術者の過去問
第48回(平成30年度(2018年))
建築物衛生行政概論 問1

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問題

第48回 建築物環境衛生管理技術者試験 建築物衛生行政概論 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

医学に関する歴史上の人物とその功績との組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。
  • ヒポクラテス −−−−−−−− 西洋医学の体系の基礎をつくった。
  • ナイチンゲール −−−−−  公衆衛生の概念を定義した。
  • パスツール −−−−−−−−−  生命の自然発生説に異を唱えた。
  • コッホ −−−−−−−−−−−−−  結核に関する研究の業績でノーベル賞を受賞した。
  • フレミング −−−−−−−−−  ペニシリンの発見に成功した。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。

 

公衆衛生の概念の定義をした人はアメリカのウィンスローです。
「公衆衛生とは、組織化された地域社会の努力を通じて、疾病予防、生命延長、身体的・精神的健康と能率の増進を図り、すべての住民に生来の権利である健康と長寿を得させるため、組織的に上記の成果をとりまとめようとする科学及び技術」
と定義しています。

 

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. ヒポクラテス −−−−−−−− 西洋医学の体系の基礎をつくった。

正しいです。


ヒポクラテスは古代ギリシャの医学者です。
従来の迷信的医学を排除し、科学的な実験・観察によって西洋医学の体系の基礎をつくりました。

選択肢2. ナイチンゲール −−−−−  公衆衛生の概念を定義した。

誤っています。


ナイチンゲールはイギリスの看護師です。
世界初の看護学校の設立や病院建設など医療制度の改革に貢献しました。

 

公衆衛生の概念を定義したのはウィンスローです。

選択肢3. パスツール −−−−−−−−−  生命の自然発生説に異を唱えた。

正しいです。


パスツールはフランスの化学・生物学・細菌学者です。
「白鳥の首フラスコ実験」で空気中のチリの中にも微生物がいることを証明し、生命の自然発生説を否定しました。

選択肢4. コッホ −−−−−−−−−−−−−  結核に関する研究の業績でノーベル賞を受賞した。

正しいです。


コッホはドイツの医師、細菌学者です。
かつて難病と恐れられていた結核の原因が結核菌によるものだということを発見しました。

選択肢5. フレミング −−−−−−−−−  ペニシリンの発見に成功した。

正しいです。


フレミングはイギリスの細菌学者です。
ペニシリンの発見と伝染病に対する治療薬の発見でノーベル賞を受賞しました。

まとめ

公衆衛生の概念の定義をした人はウィンスローだということをしっかりと覚えましょう。

電気の法則を考案したフレミングと勘違いをしないように気をつけましょう。

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