建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問176 (ねずみ、昆虫等の防除 問176)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理技術者)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問176(ねずみ、昆虫等の防除 問176) (訂正依頼・報告はこちら)

衛生害虫と疾病に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • トコジラミが疾病媒介に直接関わっている事例は、知られていない。
  • ねずみ類は、レプトスピラ症の媒介動物である。
  • コガタアカイエカは、ジカウイルス感染症を媒介する。
  • アカイエカは、ウエストナイル熱を媒介する。
  • アシナガバチによる刺症は、アナフィラキシーショックの原因となる。

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この過去問の解説 (1件)

01

衛生害虫は、人に対して直接的な健康被害を与えるだけでなく、ウイルスや細菌などの病原体を媒介することがあります。蚊やネズミ、ハチなど、それぞれの生物が関わる病気を正しく理解し、適切な対策をとることが重要です。各選択肢について詳しく見ていきます。

選択肢1. トコジラミが疾病媒介に直接関わっている事例は、知られていない。

この記述は適当です。トコジラミ(ナンキンムシ)は、人の血を吸うことでかゆみや皮膚炎を引き起こしますが、現在のところ病原体を媒介することが確認された事例はありません。ただし、刺されたことによるアレルギー反応や睡眠障害などの間接的な健康被害が問題となることがあります。

選択肢2. ねずみ類は、レプトスピラ症の媒介動物である。

この記述は適当です。レプトスピラ症は、レプトスピラ菌という細菌によって引き起こされる感染症です。ネズミの尿に含まれた菌が水や土壌を汚染し、それに触れた人が感染することがあります。発熱や筋肉痛、黄疸などの症状を引き起こすことが知られています。

選択肢3. コガタアカイエカは、ジカウイルス感染症を媒介する。

この記述は不適当です。ジカウイルス感染症を媒介するのは主にネッタイシマカやヒトスジシマカであり、コガタアカイエカは主要な媒介蚊ではありません。コガタアカイエカは、日本脳炎ウイルスの媒介として知られていますが、ジカウイルス感染症との関係はほとんどありません。

選択肢4. アカイエカは、ウエストナイル熱を媒介する。

この記述は適当です。ウエストナイル熱はウエストナイルウイルスによって引き起こされる感染症で、主にアカイエカが媒介します。このウイルスは鳥を自然宿主とし、蚊を介して人や馬などにも感染することがあります。

選択肢5. アシナガバチによる刺症は、アナフィラキシーショックの原因となる。

この記述は適当です。アシナガバチの毒には、アレルギー反応を引き起こす成分が含まれており、一度刺された人が再び刺されるとアナフィラキシーショックを起こすことがあります。重症化すると呼吸困難や意識障害を引き起こし、場合によっては命に関わることもあります。

まとめ

衛生害虫はさまざまな病気を媒介しますが、ジカウイルス感染症の媒介蚊はネッタイシマカやヒトスジシマカであり、コガタアカイエカではありません。トコジラミは病原体を媒介しないものの、皮膚炎やアレルギー反応の原因となります。ネズミはレプトスピラ症の媒介動物であり、アカイエカはウエストナイル熱を媒介することが知られています。アシナガバチの毒はアナフィラキシーショックの原因となるため、刺された際には注意が必要です。

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