建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問101 (建築物の構造概論 問101)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問101(建築物の構造概論 問101) (訂正依頼・報告はこちら)
- 避難安全検証法や耐火性能検証法は、建築基準法令に定められている性能規定である。
- 火災荷重とは、建物内の可燃物量を木材換算した単位床面積当たりの重量のことである。
- 火勢は、窓などの開口条件によらず、建物内部の可燃物量が多いほど激しくなる。
- 避難経路となる廊下や階段に煙が侵入しないよう、防排煙対策が必要である。
- 特定防火設備とは、シャッタや防火扉等、火災を閉じ込めることができる設備のことである。
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この過去問の解説 (1件)
01
火勢は、窓などの開口条件によらず、建物内部の可燃物量が多いほど激しくなる。
火災の勢い(火勢)は、室内にある可燃物量だけでなく、窓や扉の開口面積・位置による空気(酸素)の供給量に大きく左右されます。開口条件を無視して火勢を判断することはできないため、この説明が最も不適当です。
従来の仕様規定ではなく、目標とする性能を満たすかどうかを検証する手続きが法令に整備されています。内容は適切です。
家具・書籍など可燃物の熱量を標準木材質量に換算し、平方メートル当たり何キログラムと表します。定義は合っています。
実際には可燃物が多くても開口部が小さく換気が少なければ十分に燃え上がりません。火勢は可燃物量と通風条件の両方で決まります。この説明が誤りです。
煙は視界を奪い有毒成分も含むため、避難経路に煙が広がらないよう排煙設備や防煙区画を設けます。記述は正しいです。
建築基準法で定める特定防火設備は、所定時間火炎を遮り、延焼を防ぐシャッタや防火扉などを指します。説明は適切です。
火災の広がりを判断するときは、燃える材料の量(火災荷重)と酸素供給量(開口条件)がセットで重要になります。可燃物が多くても酸素が不足すれば火勢は抑えられるため、開口条件を無視した記述は成り立ちません。他の選択肢は防火法規や用語の定義に沿った内容です。
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