建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問146 (清掃 問146)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問146(清掃 問146) (訂正依頼・報告はこちら)

建築物清掃における環境対策に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • パッドやブラシに使用されている研磨剤の種類や量を考慮して選定する。
  • 作業時間の短縮を図る。
  • 酸・アルカリ性の洗剤は中和して排出する。
  • 洗剤を使用するときの温度は、なるべく高く設定する。
  • 作業に伴う洗剤容器などの廃棄物を減量する。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なのは 「洗剤を使用するときの温度は、なるべく高く設定する。」 という記述です。
洗剤の効果を高めるために温度を上げることはありますが、高温すぎると洗剤や素材に負担がかかり、逆効果になる場合があるため、適切な温度設定が重要です。これが不適当な理由です。

選択肢1. パッドやブラシに使用されている研磨剤の種類や量を考慮して選定する。

パッドやブラシに使用される研磨剤は、清掃対象や表面の状態に応じて選定することが重要です。研磨剤の種類や量が多すぎると表面を傷つける恐れがあるため、これは正しい記述です。

選択肢2. 作業時間の短縮を図る。

効率的に作業を行うことは重要です。しかし、急いで作業をすると品質が損なわれることがありますので、短縮を図ることは望ましいですが、作業の品質が保たれる範囲で行う必要があります。これは適切な記述です。

選択肢3. 酸・アルカリ性の洗剤は中和して排出する。

酸性やアルカリ性の洗剤を使用した後は、中和して排出することが環境に配慮した方法です。中和しないで排出すると、排水が環境に悪影響を与えることがあります。これは正しい記述です。

選択肢4. 洗剤を使用するときの温度は、なるべく高く設定する。

温度が高いほど洗剤の効果が高まる場合がありますが、高すぎる温度は洗剤の効果を失わせることや、素材を傷めることがあるため、適切な温度を選ぶことが大切です。この記述は不適当です。

選択肢5. 作業に伴う洗剤容器などの廃棄物を減量する。

環境に配慮して廃棄物を減量することは重要です。洗剤容器や廃棄物を減らすためにリサイクルや再利用を促進することが求められます。これは正しい記述です。

まとめ

洗剤使用時の温度設定は重要ですが、温度が高すぎると洗剤の効果や素材に悪影響を及ぼす可能性があるため、適切な温度を選ぶことが求められます。

他の選択肢は、環境に配慮した適切な清掃方法や作業方法に関するものであり、全て有効です。

清掃作業においては、効率的で環境にも優しい方法を選択することが大切です。

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