建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第51回(令和3年度(2021年))
問26 (建築物の環境衛生 問26)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第51回(令和3年度(2021年)) 問26(建築物の環境衛生 問26) (訂正依頼・報告はこちら)
- 熱けいれんは、大量に発汗した際、水分のみを大量に摂取することによって起きる。
- 熱疲労では、大量の発汗により体内の水分、塩分が不足し、臓器の機能低下が起きる。
- 熱失神はもっとも重い熱中症であり、体温は異常に上昇する。
- 皮膚疾患や重度の日焼けのときには発汗作用は低下するので、注意が必要である。
- 熱射病の治療においては、冷やしすぎに注意する必要がある。
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この過去問の解説 (1件)
01
「熱失神はもっとも重い熱中症であり、体温は異常に上昇する。」が不適当です。
熱失神は立ちくらみや一時的な意識低下を起こす比較的軽い型で、深部体温はほぼ正常か、わずかに高い程度にとどまります。もっとも重いのは意識障害や多臓器不全を伴う熱射病です。
発汗で塩分が失われ、水だけ補給すると血液の塩分濃度が下がり、筋肉に痙攣が起こります。正しい内容です。
脱水と塩分不足で血圧が下がり、めまいや倦怠感、嘔吐などが見られます。適切な説明です。
重症度が低く、体温の極端な上昇も伴わないため誤りです。
発汗が妨げられると体温が下がりにくくなり、熱中症のリスクが高まります。正しい指摘です。
基本は迅速な冷却ですが、深部体温を 38.5 ℃程度で止めるなど過度な冷却を避ける配慮が求められます。正しい内容です。
熱中症は軽い順に
熱失神 → 熱けいれん → 熱疲労 → 熱射病
と重症度が上がります。重症度を判断する際は、意識状態・体温・臓器障害の有無がポイントです。症状と原因を結びつけて覚えておくと、試験でも実際の現場でも役立ちます。
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