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建築物環境衛生管理技術者の過去問 第52回(令和4年度(2022年)) 空気環境の調整 問82

問題

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空気調和・換気設備に関する維持管理上の問題と考えられる原因との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
   1 .
冷却水系統のスケール発生 ――― 冷却水の過剰な濃縮
   2 .
全熱交換器の効率低下 ――― 熱交換エレメントの目詰まり
   3 .
冬季暖房時の室内相対湿度の低下 ――― 高い室内温度設定
   4 .
夏季冷房時の室内温度の上昇 ――― 外気量の低下
   5 .
室内空気質の低下 ――― ダクト内部の汚れ
( 第52回 建築物環境衛生管理技術者試験 空気環境の調整 問82 )
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この過去問の解説 (1件)

4

この問題のポイントは、設問で問われている内容が正しくイメージ出来るかに尽きます。

選択肢1. 冷却水系統のスケール発生 ――― 冷却水の過剰な濃縮

一般的に建築物の屋上等に設置してある冷却塔(クーリングタワー)においては、冷却塔内部の羽で巻き上げた冷却水に、外気の風を当てて、一部蒸発をしながら、冷却水は冷やされ、水温が下がります。

その際に冷却水に含まれるカルシウム・マグネシウム・シリカなどの不純物は、濃度が高くなってしまいます。

このような現象を水の濃縮といいます。

また濃縮が進み、冷却水の不純物が多くなると、冷却水に溶けきれずに、カス状のゴミ(スケール)となって、冷却塔や冷却配管内などに付着していきます。

選択肢2. 全熱交換器の効率低下 ――― 熱交換エレメントの目詰まり

熱交換エレメントの目詰まりが発生すると、熱交換の効率が下がり、全熱交換器(ビルや住宅などの空調の換気に使用され、換気用の送風機と特殊加工紙によるエレメントで構成された、省エネ性を高めた換気設備)の効率が低下します。

選択肢3. 冬季暖房時の室内相対湿度の低下 ――― 高い室内温度設定

同じ湿度のパーセンテージでも、温度が高くなればなるほど、空気中に含む湿気の量は多くなります。

例えばですが、元々低い温度と、そこから高くなった温度では、空気中に含む湿度の量は同じでも、湿度のパーセンテージは、低い温度と高い温度で比べると、低下していきます。

なので冬季の暖房時に、高い室内温度設定だと、室内の湿度のパーセンテージは低下していきます。

選択肢4. 夏季冷房時の室内温度の上昇 ――― 外気量の低下

夏の冷房時に、窓・ドアから外気の熱が入ってくると、室内の温度が上昇します。

ですので、問題文に書いてある、夏季冷房時の室内温度の上昇と外気量の低下の関係性はあまりありません。

選択肢5. 室内空気質の低下 ――― ダクト内部の汚れ

空調ダクトの内部が汚れると、室内の空気の状態はやはり悪くなってしまいます。

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