建築物環境衛生管理技術者の過去問
第52回(令和4年度(2022年))
空気環境の調整 問86
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問題
第52回 建築物環境衛生管理技術者試験 空気環境の調整 問86 (訂正依頼・報告はこちら)
床衝撃音に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。
軽量床衝撃音は、( ア )ときに発生し、( イ )に主な成分を含む。対策としては( ウ )が効果的である。
軽量床衝撃音は、( ア )ときに発生し、( イ )に主な成分を含む。対策としては( ウ )が効果的である。
- ア:人が床上で飛び跳ねたりした イ:高周波数域 ウ:柔らかい床仕上げ材
- ア:人が床上で飛び跳ねたりした イ:低周波数域 ウ:柔らかい床仕上げ材
- ア:食器を落とした イ:高周波数域 ウ:床躯(く)体構造の質量増加
- ア:食器を落とした イ:高周波数域 ウ:柔らかい床仕上げ材
- ア:食器を落とした イ:低周波数域 ウ:床躯体構造の質量増加
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この過去問の解説 (1件)
01
床衝撃音に関する問題になります。
まず軽量床衝撃音について、こちらで解説させて頂きます。
軽量床衝撃音とは、建物にて床をはさんで、下の階に伝わる床衝撃音の1つです。
スプーンなどの小さいものを床に落としたときの音や、スリッパなどを履いて歩く音のように、比較的軽くて高い音のことです。
フローリングの床が多いマンションでは、騒音トラブルの原因の1つになるため、床を二重床にしたり、床の材質をカーペット等の吸音性の高いものを使ったりします。
この床衝撃音に対して、重いものを落としたときに発生する、大きくて低い音は重量床衝撃音といいます。
人が床上で飛び跳ねる行為で発生する衝撃音は、重量床衝撃音になります。
軽量床衝撃音は、高周波数域に主な成分を含みます。
軽量床衝撃音の対策は、床を二重床にしたり、カーペットなど吸音性の高いものを使ったりすることが効果的です。
ア・イ・ウの語句を、設問に当てはめてみます。
「軽量床衝撃音は、食器を落としたときに発生し、高周波数域に主な成分を含む。対策としては柔らかい床仕上げ材が効果的である。」
正解となります。
軽量床衝撃音は、高周波数域にに主な成分を含みます。
また軽量床衝撃音の対策としては、直床を二重床にしたり、カーペットなど吸音性の高いものを使ったりすることが効果的です。
軽量床衝撃音と重量床衝撃音の解説と、それらの対策についての解説となります。
問題演習を繰り返し、語句の意味を押さえましょう。
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