建築物環境衛生管理技術者の過去問
第52回(令和4年度(2022年))
建築物の構造概論 問96
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問題
第52回 建築物環境衛生管理技術者試験 建築物の構造概論 問96 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄骨構造とその材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 鋼材の降伏比は、引張強さの降伏強さに対する割合をいう。
- 柱脚部と基礎は、支持条件により、ピン、半固定、固定等を選択して設計する。
- スタッドボルトは、鉄骨梁(ばり)とコンクリートスラブを緊結するために使用する。
- 鉄骨構造の解体は、一般の鉄筋コンクリート構造より容易である。
- 高力ボルトの締付け長さは、接合される鋼板の板厚の総和をいう。
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この過去問の解説 (1件)
01
鉄骨構造とその材料に関する問題です。
それぞれの語句と、語句の意味を押さえましょう。
鋼鉄を板・棒・管などに加工したものを、壊れるまで引っ張った時の、壊れ始める瞬間を降伏比と呼びます。
降伏比の出し方については、降伏点を引張り強さ(壊れるまで引っ張った時の力)で割って求めます。
柱脚(柱の足元の部分)は露出柱脚・根巻き柱脚・埋込柱脚の3種類があり、柱の足元を固定する条件により、ピン・半固定・固定等を選択して、設計をします。
スタッドボルトは、建築・土木・橋などの大型の構造物において、鉄骨造の建物に使用される梁とコンクリートの板を、接合する部材として広く使用されています。
高力ボルトの締付けの長さは、くっつくられる鋼の板と板との厚さの合計になります。
また高力ボルトは径ごとに、締付け長さに加える長さが規定されています。
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