建築物環境衛生管理技術者の過去問
第52回(令和4年度(2022年))
建築物の構造概論 問99

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問題

第52回 建築物環境衛生管理技術者試験 建築物の構造概論 問99 (訂正依頼・報告はこちら)

エレベーター設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 小荷物専用昇降機設備は、荷物運搬専用の小規模リフトの総称である。
  • ロープ式エレベーターは汎用性が高く、中高層、超高層建築物に多用されている。
  • 非常用エレベーターの設置義務は、消防法により定められている。
  • 新築の建物では、機械室なしエレベーターが普及している。
  • エレベーターの安全装置には、制動装置がある。

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この過去問の解説 (1件)

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エレベーター設備に関する問題です。

問題で問われている語句と、語句の意味を押さえましょう。

選択肢1. 小荷物専用昇降機設備は、荷物運搬専用の小規模リフトの総称である。
  • 小荷物専用昇降機設備とは、かごの水平投影面積が1平方メートル以下で、天井の高さが1.2m以下の昇降機(エレベータ)と法律で決められています。
  • ちなみに小荷物専用昇降機設備は、かごの中に人が乗ることが出来ず、かごの外で運転操作を行い、主に小さな荷物を運ぶものです。

選択肢3. 非常用エレベーターの設置義務は、消防法により定められている。

非常用エレベーターの設置義務は、建築基準法により決められています。

高さ31メートルを超える建物には、エレベーターの設置が義務となっています。

選択肢4. 新築の建物では、機械室なしエレベーターが普及している。

機械室のないエレベーターとは、巻上機や制御のための装置をコンパクトにして、エレベータを上げ下げするためのレールがある部分に設置することで、屋上機械室がいらなくなったタイプのエレベーターになります。

建物の屋上の出っ張りがないので、北側斜線制限・日影規制の影響がなく、また建物の屋上に負担がかからず、エレベータを上げ下げするためのレールを自由に設計が出来るので、新築の建物では、機械室のないエレベーターが普及しています。

選択肢5. エレベーターの安全装置には、制動装置がある。

エレベーターには、多くの安全装置が取り付けられています。

その中の一つに、制動装置があります。

制動装置とは、エレベーターのかごやつり合いを取る為の重りが、エレベーターを上げ下げするためのレールが、エレベーターのかごが移動するスペースの、一番下の底の部分にぶつかりそうになった場合に、ぶつからないうちにかごの上げ下げを自動で止める装置になります。

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