建築物環境衛生管理技術者の過去問
第53回(令和5年度(2023年))
空気環境の調整 問81

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問題

第53回 建築物環境衛生管理技術者試験 空気環境の調整 問81 (訂正依頼・報告はこちら)

ホルムアルデヒドの簡易測定法として、最も不適当なものはどれか。
  • 検知管法
  • 光電光度法
  • 燃料電池法
  • 化学発光法
  • β線吸収法

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この過去問の解説 (1件)

01

ホルムアルデヒドの測定法は、分析機器を用いて正確に測定することができる「精密測定法」と、現場で用いて簡便に測定が可能な「簡易測定法」があります。

代表的な測定法は以下となります。

 

◇精密測定法◇

・DNPHカートリッジ捕集-HPLC法

・DNPH含浸チューブ-HPLC法

 

◇簡易測定法◇

・検知管法(電気ポンプ式)

・定電位電解法

・光電光度法(AHMT試験紙)

・電気化学的燃料電池法

・化学発光法

・吸光光度法(拡散スクラバー法)

 

以上から、ホルムアルデヒドの簡易測定法に「β線吸収法」が含まれていないことがわかるので「β線吸収法」が誤りとなります。

ちなみに「β線吸収法」は浮遊粉じんの測定法です。

選択肢1. 検知管法

正解です。

検知管法はオゾンの測定でも用いられます。

選択肢2. 光電光度法

正解です。

選択肢3. 燃料電池法

正解です。

選択肢4. 化学発光法

正解です。

化学発光法はオゾンや窒素酸化物の測定でも用いられます。

選択肢5. β線吸収法

不正解です。「β線吸収法」は浮遊粉じんの測定法となります。

まとめ

ホルムアルデヒドの測定法は「精密測定法」と「簡易測定法」だけではなく、その中でも「アクティブ法」「パッシブ法」と細かく分類されており、覚える項目が比較的多いですよね。

初めは聞き慣れない用語に頭を抱えてしまうかもしれませんが、測定法は毎年のように出題されている問題の一つです。

覚えておいて損はないので、できる限り暗記しておくのが良いでしょう。

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