建築物環境衛生管理技術者の過去問
第53回(令和5年度(2023年))
空気環境の調整 問83

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問題

第53回 建築物環境衛生管理技術者試験 空気環境の調整 問83 (訂正依頼・報告はこちら)

音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 音圧レベルは、人間の最小可聴値の音圧を基準として定義された尺度である。
  • 騒音レベルとは、人間の聴覚の周波数特性を考慮した騒音の大きさを表す尺度である。
  • 時間によって変動する騒音は、等価騒音レベルによって評価される。
  • 空気調和機から発生した音が隔壁の隙間などを透過してくる音は、固体伝搬音である。
  • 遮音とは、壁などで音を遮断して、透過する音のエネルギーを小さくすることである。

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この過去問の解説 (1件)

01

空気調和機から発生する音には、隔壁・隙間等を透過してくる「空気伝搬音」と、空調機自体の振動に起因して発生する「固体伝搬音」があります。

文字だけを見ると、その文章で抱くイメージに惑わされてしまう傾向にあるので、

「ダクト内を伝搬して給排気口から放射する音=空気伝搬音」「ポンプに接続された管路系で発生する音=固体伝搬音」

等、それぞれ暗記しておくと良いでしょう。

選択肢1. 音圧レベルは、人間の最小可聴値の音圧を基準として定義された尺度である。

正解です。

選択肢2. 騒音レベルとは、人間の聴覚の周波数特性を考慮した騒音の大きさを表す尺度である。

正解です。

選択肢3. 時間によって変動する騒音は、等価騒音レベルによって評価される。

正解です。

選択肢4. 空気調和機から発生した音が隔壁の隙間などを透過してくる音は、固体伝搬音である。

不正解です。

空気調和機から発生した音が隔壁の隙間などを透過してくる音は、空気伝搬音です。

選択肢5. 遮音とは、壁などで音を遮断して、透過する音のエネルギーを小さくすることである。

正解です。

まとめ

聴覚や騒音、音に関する問題は毎年出題されています。

「コインシデンス効果」「透過損失」「暗騒音」「広帯域騒音」等、他の用語も併せて理解しておくことをお勧めします。

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