建築物環境衛生管理技術者の過去問
第53回(令和5年度(2023年))
空気環境の調整 問84

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問題

第53回 建築物環境衛生管理技術者試験 空気環境の調整 問84 (訂正依頼・報告はこちら)

騒音と振動に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 不規則かつ大幅に変動する振動の表示方法として、時間率レベルが示されている。
  • 回折減衰効果を利用した振動対策として防振溝がある。
  • 道路交通振動に対する振動規制は、昼間より夜間の方が厳しい。
  • 低周波数域の騒音に対する人の感度は低い。
  • 低周波数の全身振動よりも高周波数の全身振動の方が感じやすい。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題のポイントは以下の通りです。

問われている内容が「全身振動」に関してなのか「騒音」についてなのか見落とさずに注意してください。

選択肢1. 不規則かつ大幅に変動する振動の表示方法として、時間率レベルが示されている。

正解です。

時間率レベルは不規則かつ大幅に変動する振動の場合の表示方法となります。

選択肢2. 回折減衰効果を利用した振動対策として防振溝がある。

正解です。

防振溝は建築物外からの振動対策として設けられています。

防振溝の溝が深ければ深いほど、道路交通振動を効率よく防止することができます。

選択肢3. 道路交通振動に対する振動規制は、昼間より夜間の方が厳しい。

正解です。

一般的に夜は自宅にいたり就寝している人が多いため、昼間より夜間の方が厳しく規制されています。

選択肢4. 低周波数域の騒音に対する人の感度は低い。

正解です。

振動と違い、騒音に対しては低周波数域において人の聴覚の感度は低くなります。

選択肢5. 低周波数の全身振動よりも高周波数の全身振動の方が感じやすい。

不正解です。

全身振動では低周波数域に対し、人の聴覚は鋭くなります。

まとめ

「全身振動」では低周波数域に対して人の聴覚が鋭くなり、「騒音」においては低周波数域で人の聴覚の感度は低くなります。

紛らわしいようですが、正しく記憶しておきましょう。

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