建築物環境衛生管理技術者の過去問
第53回(令和5年度(2023年))
空気環境の調整 問87

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問題

第53回 建築物環境衛生管理技術者試験 空気環境の調整 問87 (訂正依頼・報告はこちら)

光と照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 照明器具の不快グレアの程度を表すUGRは、値が大きいほどまぶしさの程度が大きいことを意味する。
  • 設計用全天空照度は、快晴よりも薄曇りの方が高い。
  • 色温度が高くなると、光色は青→白→黄→赤と変わる。
  • 演色評価数が100に近い光源ほど、基準光で照らした場合の色に近い色を再現できる。
  • 事務所における製図作業においては、文書作成作業よりも高い維持照度が求められる。

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この過去問の解説 (1件)

01

光と照明に関しては「昼光率」「演色評価数」「設計用全天空照度」と言った専門用語が多数登場します。

聞き慣れない用語については、しっかりと確認し、理解を深めておきましょう。

選択肢1. 照明器具の不快グレアの程度を表すUGRは、値が大きいほどまぶしさの程度が大きいことを意味する。

正解です。

UGRは、値が大きいほどまぶしさの程度が大きいことを意味します。

選択肢2. 設計用全天空照度は、快晴よりも薄曇りの方が高い。

正解です。

選択肢3. 色温度が高くなると、光色は青→白→黄→赤と変わる。

不正解です。

色温度が高くなると、赤→黄→白→青と変わります。

光色は色温度が高くなるにしたがって、赤い色から青っぽい白色に変化するということを覚えておきましょう。

選択肢4. 演色評価数が100に近い光源ほど、基準光で照らした場合の色に近い色を再現できる。

正解です。

演色評価数は数値が高いほど、基準光で照らした場合の色に近い色を再現できます。

選択肢5. 事務所における製図作業においては、文書作成作業よりも高い維持照度が求められる。

正解です。

文書作成作業には500lx、製図作業においては1000lx の維持照度が求められます。

まとめ

光と照明については、用語や数値など覚える項目が多く、大変かもしれません。

「(常識的に考えて)どちらの方が、より相応しいか」をイメージしながら暗記していくのが良いと思います。

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